高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週水曜日は、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんとお届け。12月25日(水)の放送では、歌手、マライア・キャリーの名曲「恋人たちのクリスマス」のさまざまなカバーを紹介しました。
この時期になるとよく耳にする歌姫の同曲は、多くのカバーが存在します。そこで今回は「たかみな杯争奪『恋人たちのクリスマス』歌合戦」と題し、さまざまなアレンジを聴き比べ、最後にたかみなが最優秀作を選出しました。
◆ロック編 マイ・ケミカル・ロマンスアメリカのロックバンド、マイ・ケミカル・ロマンスがカバーした激しいロック調は、どこかヤケクソ感が漂う“やさぐれクリスマス”。芳朗さんは「家で酔っ払って暴れている感じもある。吐き捨てるように歌っていてカッコイイ」と評します。
◆トロピカル編 マイラニハワイで絶大な人気の歌手、マイラニによるカバー。ウクレレの音色が涼しげなハワイアン調で、たかみなは「浮遊感がすごく気持ちいい」と絶賛。芳朗さんは「ハンモックで揺られながら聴きたい曲ですね」と感想を口にします。
◆レトロ編 ザ・プッピーニ・シスターズイギリスの女性ボーカルトリオ、ザ・プッピーニ・シスターズによるカバーは、「1930年代の米国にタイムスリップしたよう」と芳朗さん。しっとり始まり、サビではハッピーな盛り上がりを見せ、レトロでゴージャス。たかみなは「昔の楽しい思い出が甦る」と話します。
◆スカ編 ジュリアーノ・パルマイタリアのシンガー、ジュリアーノ・パルマによる、とにかく楽しい1曲。イタリア人らしい英語の発音もポイントです。“クリスマスをみんなでシェアしよう”と、多幸感あふれる楽曲で、パーティーにぴったり!
◆ジャズ編 ジェイミー・カラム“英ジャズ界の貴公子”の異名をとるジェイミー・カラムによるバージョンで、「バーでカクテルグラスを傾けながら聴きたい」と芳朗さん。たかみなは「まず色っぽい声が好きです。お酒が飲みたくなる!」とコメントします。
以上の5曲から、たかみなが選んだのは“ザ・プッピーニ・シスターズ”!「耳にしたとき、子どものころに、クリスマスツリーの前で飼い犬と遊んだり、ケーキを食べたりしたのを思い出しました。優しい声が自分の時間を戻してくれた」と絶賛しました。
芳朗さんによると同曲は、ボサノバ、レゲエ、ヘビーメタルなど、まだまだいろいろな曲調があるそうです。「1曲にターゲットを絞り、ここまでのバリエーションを聴き比べすることはない」と、企画第2弾に向けて意欲を見せていました。
(TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2019年12月25日(水)放送より)
名曲「恋人たちのクリスマス」がロック調に!? 意外なカバーを聴き比べ!
引用元:TOKYO FM+