渋野日向子の全英Vに刺激…進化中の吉本ひかる「私も頑張らないといけない」

引用元:TOKYO FM+
渋野日向子の全英Vに刺激…進化中の吉本ひかる「私も頑張らないといけない」

藤木直人、伊藤友里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。12月21日(土)の放送では、女子プロゴルファーの吉本ひかる選手をゲストに迎え、今シーズンの戦いぶりを振り返っていただきました。吉本選手は滋賀県出身の20歳。9歳からゴルフを始め、中学生時代にはIMGアカデミー・世界ジュニアゴルフ選手権に、日本代表として2年連続出場。2017年にプロテストに合格し、下部ツアーで優勝するなど活躍を見せており、2020年には、さらなる飛躍が期待される黄金世代の1人です。 渋野日向子の全英Vに刺激…進化中の吉本ひかる「私も頑張らないといけない」 吉本ひかる選手

◆飛躍を遂げた2019年シーズン

藤木:2019年を振り返ってどのようなシーズンでしたか?

吉本:シードも初めて取れたのですごく良い年になりました。優勝はできなかったんですけど、優勝争いも何度かできたので(来シーズンに)繋げていきたいなと思います。

藤木:3年目のシーズンでしたけど、賞金ランキングで言うと98位、99位ときて、昨シーズンは28位と躍進されて。賞金額からしても、まさに桁違いの活躍を見せられました。トップ10が7回と素晴らしい成績でしたね。

伊藤:何か意識して変えるなどしたんですか?

吉本:あまり意識はしていないんですけど、気持ちの面で2年目のときとは全然違ったのかなと思いますね。慣れてきたというのもありますし、開幕戦から出られたというのがすごく大きかったです。

藤木:ドライバーの飛距離はあまりないタイプですけど、フェアウェイキープ率が5位と。どうやったら安定して打てるのでしょうか?

吉本:あまり振らないからですかね(苦笑)。敢えてそうしているわけではないんですけど。

藤木:タイプからして振り切るというよりも、そういうスイングだと。ここ一番、飛距離がほしいというときに“振ってみよう!”ということはないんですか?

吉本:振ると逆に当たらなくて飛ばないことがけっこうあって、そういうときこそ力を抜いて打っています。

伊藤:でも、海外の選手とかはすごく飛距離があるじゃないですか。それを見ながらも、冷静にプレーできるというのが素晴らしいですね。

吉本:ありがとうございます。力んでしまうと、芯に当たらないので。

藤木:ミートが大事なんですね。2019年シーズンのハイライトはどの試合だと思いますか?

吉本:フジサンケイクラシックの2日目に首位で終わったんですけど、逆転されて負けちゃって。それが一番“優勝争いしたな”と感じた試合でした。

藤木:プロのツアーで、最終日を最終組で迎えるっていうのはどのような心境でした?

吉本:あまりプレッシャーはなかったんですけど、独特な雰囲気というか。やっぱり“勝ちたい!”という気持ちもあったし、いろんな気持ちが交差していました。

藤木:優勝に一番近いところで争っていたわけですから、このままいけば優勝かもと思えば思うほど、普段のプレーができないかもしれないですよね。最終戦のLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップも参加することができて、10位タイで終わって非常に素晴らしいシーズンだったんじゃないですか?

吉本:そうですね。リコーカップの出場権もギリギリだったので不安もあったんですけど、出場できたので良かったなと思います。