ついに完結!『VADER IMMORTAL EPISODE 3』スター・ウォーズファンならマストのVRアクションアドベンチャー

引用元:IGN JAPAN
ついに完結!『VADER IMMORTAL EPISODE 3』スター・ウォーズファンならマストのVRアクションアドベンチャー

全世界が待ち望んだ「スター・ウォーズ」完結編がいよいよ今月公開された。これを祝福するかのように究極の「スター・ウォーズ」体験ができるVRゲーム『VADER IMMORTAL』も6月からのリリースを皮切りに、3作目の『VADER IMMORTAL EPISODE 3』(以下ナンバリングで表記)が11月末に発売され、こちらも完結を迎えた。
Oculus Questのローンチからリリースされるタイトルとして発表時から多くの期待が寄せられた本作の開発はルーカス・フィルムのVRゲーム部門「ILM ✕ LAB」とOculusスタジオ。前2作の紹介でも述べたが、2012年にルーカス・フィルムが買収された時に“不要”とされ消滅したルーカス・アーツのDNAを受け継ぐゲームスタジオだ。

「Vader Immortal: A Star Wars VR Series — Episode III」画像・動画ギャラリー

そんな本シリーズのストーリーはとてもダークで哀しい内容となっている。プレイヤーは非常に強力なフォースの潜在能力を持つキャラクターになりきり、ムスタファーにあるという銀河のルールを根底から覆すアイテム「ブライトスター」をダース・ベイダーと共に探す。
ゲームでできることも段階的にパワーアップしていき、『1』ではライトセーバーの扱いのみで終わったが、『2』ではベイダーによるレッスンを経てからフォースを扱えるようになり、ライトセーバーを投げる「セーバースロー」をはじめ、敵やオブジェクトをフォースで掴んで投擲攻撃行えるようになるなどジェダイとしての才能が開花した。

そして先日発売された『3』では、これらのフォースアクションに加えてブラスター銃や、レイア姫がプージの格好をしてジャバ・ザ・ハットを脅す時に使用した手榴弾「サーマル・デトネーター」、ガトリングガンのような「ブラスター砲」といった多彩な武器が扱えるようになる。これに加えて気になる新しいフォースアクションは、皇帝パルパティーンの必殺技「フォース・ライトニング」がぶっ放せるようになり、更に没入感の高い『スター・ウォーズ』体験を提供してくれた。これらの3作は“多くファンがやりたいフォースアクション”をVRゲームで実現させてくれたことから、僕にとって今年遊んだベスト1のゲームに君臨した。
今回は前回までと同様にストーリーにそって、プレイ体験をお伝えしよう。
前作でダース・ベイダーにフォースの才能を見いだされ、修行までつけてもらったものの、あっという間に裏切られてしまったプレイヤー(主人公つまり僕)。僕はムスタファーの住人たちとともに、ダース・ベイダーの邪悪な企みを阻止するために強力な軍隊を呼び覚ますことにする。
ここで初めて判明するのが、主人公の持っているライトセーバーが実は全くの別物で、「ライトソード」というムスタファー独自の武器であったと判明する(ややこしいのでライトセーバーで表記)。その後、ムスタファーの民がかつて抱えていた秘蔵の軍隊が眠っている場に向かうというのでそちらに移動すると、古代中国の兵馬俑のような空間に出る崖下を見ると、眠れる軍隊がズラッと並んでいる。ライトセーバーを起動し、神官の指示通りに光刃で模様を描くと軍隊が目を覚まし、ムスタファーを侵略した帝国軍に対しいよいよ反撃の狼煙を上げる。

目覚めとともに次々と編隊されたストーム・トルーパーが襲いかかると、攻撃対象に対し指揮を取れというので、光刃を指示棒のようにストーム・トルーパーに向ける 。 すると軍隊が一斉掃射を行ってあっという間にストーム・トルーパー軍勢がいなくなった 。 ライトセーバーで軍の司令官として指示出しができるのはVRゲームでは中々見られない光景 。 これから自分がムスタファー軍の司令官として指揮を取り、作戦展開を行うのかなと思ってワクワクしていたのだけど、ここでおしまいとなった 。 この辺は一応戦争映画としての『スター・ウォーズ』らしい部分でもあったので、もうちょっとボリュームがあっても良かったんじゃないかなと思う 。 でも考え直してみたら操作自体が攻撃対象に向けて光刃を向けるだけなので、これだけで十分だったのかもしれない 。 その後、プレイヤーは軍隊と別れて相棒のドロイドZOE3とともに船に乗って移動すると、後ろから次々とストーム・トルーパーがブラスターで一斉射撃をしながら襲ってくる 。 遠くから射撃してくるストーム・トルーパーに対して恐れることは何もない 。 なぜなら僕にはフォースが備わっているからだ 。