TVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』、“ライフリング4”の4人によるスペシャル座談会! Machico「キャラクターの性格も私たちと似ているところが多いです」【インタビュー前編】

TVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』、“ライフリング4”の4人によるスペシャル座談会! Machico「キャラクターの性格も私たちと似ているところが多いです」【インタビュー前編】

ビームライフル競技に青春をかける女子高校生の日常を描くTVアニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』。そんな本作のメインキャストである小倉ひかり役・Machico、渋沢泉水役・熊田茜音、姪浜エリカ役・南 早紀、五十嵐雪緒役・八巻アンナが、アニメ公認アイドルユニット「ライフリング4」を結成した。「超!アニメディア」では、12月4日にリリースされた挿入歌シングル「GO! GO! Music vol.1」や、活動についてインタビュー。今回は前編をお届けする。■練習試合のシーンやキャラクターの心境を想像しながら聴いて

ーーそれぞれの役を演じてみて、自分と性格的に近いと感じたところはありましたか?

Machico:みんな声がキャラクターに合っていると思うし、キャラクターの性格も私たちと似ているところが多いです。私が演じている小倉ひかりは、知識よりも好きな気持ちが先行してしまうんです。私も歌や音楽は好きだけど、細かく聞かれるとうまく説明できないことがあるんです。歌を始めたばかりのころに「Machicoのレンジを教えて」と聞かれて、レンジ=音域のことだとわからず「電子レンジ?」と思ったくらいです。

ーーでもひかりは、本番が強いじゃないですか。

南:Machicoさんも本番に強いんです。

熊田:ライブで、マイクがブレないのはさすがです。それに、気づけばMachicoさんの周りに人が集まっていて、そういう人を惹きつける魅力があるのも、ひかりちゃんと似ています。

Machico:めっちゃ褒められてる~(笑)!

八巻:褒められたときの「えへへ」っていう笑い方も似てますよ(笑)。

ーー南さんが演じる姪浜エリカは、成績優秀、スポーツ万能、ハーフで容姿端麗なお嬢様。

南:エリカはハイスペックだけど、ひかりとは逆で本番に弱いのが弱点です。でも、そのギャップが人間らしいところだなと思います。私も、スペックこそ高くないけど、エリカと似て本番にめちゃくちゃ弱くて。

熊田:ええ~そう?

南:そうなんだよ。たくさん練習したのに本番では失敗しちゃうし。そのわりに誰かが振り付けを間違えていると、それを指摘せずにはいられなくなる。そういう細かいところも、エリカに似てしまって。

Machico:でも南はすごく努力家で、そこもエリカと似ています。本番に弱いと言っているけど、最高のパフォーマンスを発揮したいという気持ちが、練習のときからあふれていて、常に完璧を目指しているし。私はミスしても、それっぽくやり過ごせばいいかな~って思っちゃう。

南:私なんか本番直前は、何ものどを通らなくなるんですけど、Machicoさんはカップラーメンを食べたりしていて。エリカだったら、「もっと緊張感を持ちなさいよ」って突っ込むところだと思うけど(笑)、Machicoさんのメンタルがうらやましいです。

ーー八巻さんは、五十嵐雪緒を演じています。雪緒は最初にも話に出たとおり、無口でクールなキャラクター。

八巻:私も自分から話すより、人の話を聞いているタイプなので、そこは似ていますね。モノローグで突っ込んでいるシーンも多くて、私も口には出さないけど心のなかで「あっ」と思っていることがよくあって。そういうところは似ています。

Machico:でも(八巻)アンちゃんは4人のなかで、いちばんよく笑うんじゃないかっていうくらい、よく笑っているよね。第一印象がクールだったから、そのぶんギャップで笑顔が印象深いです。雪緒も表情に出ないけど大笑いするのがキライなわけじゃないし、楽しいことは率先してやりそうなタイプだし。好きなものへの愛が強いよね。

南:雪緒と同じでアンちゃんも変わったところがあって、古墳が好きなんだよね。

ーー古墳!?

八巻:前方後円墳が好きです。

南:あと、アンちゃんは熊ちゃん(熊田)と好きなものがかぶっているみたいで。メイク中にこっそり話を聞いていたら、好きな映画の話で、見たこともないテンション感で語ってたよね(笑)。

熊田:いつも、本番ギリギリまでしゃべっているよね(笑)。ふたりとも『グレイテスト・ショーマン』が好きで、「ヒュー・ジャックマンのこの映画はみた?」「じゃあこれもおすすめだよ」って。

ーーそんな熊田さんは、ひかりの幼なじみの渋沢泉水役です。

熊田:泉水ちゃんは、このメンバーのなかでは一番普通で、射撃の腕前も平均点です。でもそこに、私はすごく共感しました。私も何かにすごい才能があるわけじゃないし、人より頑張らなきゃと思って努力をしても、結果が出なくて悩むことが多くて。でも泉水ちゃんは、卑屈になったり他人のせいにしたりしないんです。この作品を観て、泉水ちゃんに共感してくださる方が多いのは、そういうとこなんじゃないかなと思っています。泉水ちゃんを演じながら、いち視聴者として「私も頑張ろう」と思わせてくれます。

ーーそんなみなさんは6月から“ライフリング4(フォー)”として活動。挿入歌シングル「GO! GO! Music vol.1」をリリース。まず「BiRiRi×SENSATION」は3話挿入歌で、練習試合のときのバックに流れていたもの。試合の緊張感が表現された歌詞ですね。

熊田:はい。<DoKiRi>とか<JiWaRi>とか、耳に残るフレーズがたくさんあって。みなさんも練習試合のシーンや、キャラクターの心境を想像しながら聴いてくれたらうれしいです。

Machico:ライフリング4の楽曲には、ファンの方が参加できるパートが多くて。この「BiRiRi×SENSATION」も、合いの手を入れるところが多くて、私たちもメロディーだけじゃなく、かけ声もたくさん収録しました。

ーー振り付けがついたら、すごく楽しそうですね。

Machico:ライフリング4は、各所にライフルをモチーフにしたポーズがあるけど、フォーメーションが変わるダンスも特徴的で、動きまわるんです。「BiRiRi×SENSATION」はけっこう激しいものになるんじゃないかと、ドキドキしています。

熊田:ライフルを撃つポーズがほぼ全曲に入っているので、ライブではお客さんも自然にそのポーズを一緒にやってくれています。片手で銃を構えるポーズだけ覚えてきてもらえれば、全曲一緒に楽しめますよ。

ーー歌って難しかったところは?

熊田:最後の勝利を歌った部分は、かわいくおちゃめに、楽しくレコーディングしました。泉水ちゃんはお母さん的な役割りだけど、おちゃめなところもある子なので。

Machico:アップテンポで明るく歌うのは、ひかりちゃんには合っているので、私はかわいさプラス真剣な表情が出せたらいいなと。

南:ローマ字の歌詞が多くて、歌っている途中で<DoKiRi>なのか<GiRaRi>なのかとか、ごちゃごちゃになって。間違えてディレクターの方から「そこは<DoKiRi>です」って何度も指摘されて。

八巻:でも、そういう言葉遊びが、この曲の楽しいところです。

南:作詞家の宮崎まゆさんの歌詞は、言葉遊びがたくさん出てくるんです。聴くのは楽しいけど、歌うときに難しくて。そこも注目して聴いていただけたらうれしいですね。あとDメロを、ラップ風に歌っていて。

八巻:あ~、そこは難しかった。

熊田:確かに。

Machico:雪緒は、キャラ的に特に難しかったんじゃない?

八巻:そうですね。基本的には雪緒らしく淡々と歌って、でも<なんちゃって>とか、ところどころでかわいさを出すみたいな感じでした。

後編に続く

<ライフリング4とは?>
アニメ『ライフル・イズ・ビューティフル』とビームライフル競技を世の中に広めるために結成。公益社団法人日本ライフル射撃協会公認の宣伝大使も兼任し、ビームライフ射撃競技の試合や関連イベントでも応援活動を行っている。

<プロフィール>
【まちこ】3月25日生まれ。広島県出身。ホリプロインターナショナル所属。主な出演作は『ウマ娘 プリティーダービー』トウカイテイオー役、『りゅうおうのおしごと!』月夜見坂燎役ほか。

【くまだ・あかね】2月3日生まれ。東京都出身。アミューズ所属。主な出演作は『転生したらスライムだった件』エレン役、『織田シナモン信長』尾田市子役ほか。

【みなみ・さき】11月19日生まれ。大分県出身。81プロデュース所属。主な出演作は『八月のシンデレラナイン』野崎夕姫役、『BanG Dream!』大湖里実役ほか。

【やまき・あんな】10月15日生まれ。鳥取県出身。リマックス所属。主な出演作は『火ノ丸相撲』(天王寺 咲役)役、『ソラとウミのアイダ』田霧姫役ほか。

<リリース情報>
「GO! GO! Music vol.1」
発売中
発売元:バンダイナムコアーツ
価格:1,400円(税別)
3話挿入歌「BiRiRi×SENSATION」はアッパーでスリリングなナンバー。試合の、ドキドキとワクワクが溢れている。5話挿入歌「Get Started.」は、クールでシリアスなナンバー。絶対勝つぞという強い信念が込められた。小倉ひかり(CV.Machico)ソロ曲「Everything’s OK」と渋沢泉水(CV. 熊田茜音)ソロ曲「Lovely Day」も収録。2020年1月15日には「GO! GO! Music vol.2」も発売。

(C)サルミアッキ/集英社・千鳥高校射撃部 榑林史章