クイーン、来日直前の盛り上がり「フレディ後」世代も熱狂の理由 多様性伝えるブライアン・メイのインスタ

引用元:withnews
クイーン、来日直前の盛り上がり「フレディ後」世代も熱狂の理由 多様性伝えるブライアン・メイのインスタ

2020年に結成50年目を迎えるQueen(クイーン)とアダム・ランバートによる来日コンサートまで、あと1カ月。年が明ければ、クイーン関連の出版やイベントが目白押しです。レコードやCDを作って売れば成功した時代は終わり、クイーンの姿はサブスクリプション時代のバンドのあり方の一つを示しているのかもしれません。時代が変わってもクイーンが色あせないのはなぜか、私たちはクイーンから何をくみ取ればいいのでしょうか。(朝日新聞・岩崎賢一)

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クリスマスビデオに込められたメッセージ

YouTube公式チャンネル「Queen Official」チャンネルに12月15日にアップされた『Thank God It’s Christmas』(サンク・ゴッド・イッツ・クリスマス)のアニメーション動画が話題になっています。

この曲は1984年にリリースされましたが、ブライアン・メイとロジャー・テイラーは新しいメッセージを発信し続けています。歌詞付きの動画は日本時間で12月24日午後6時現在で、102万回再生されています。

雪降る公園で一人たたずむ男性とどこからかやってきた犬。アパート群から漏れる灯りの奥には、家族や友人とクリスマスを準備する姿が描かれています。

一般的には「クリスマスは楽しいもの」と考えられ、楽しい思い出を想像する人がいるでしょう。でも、それと同じぐらい、クリスマスをストレスに感じる人たちもいるということを示しています。

このビデオを監修したブライアンやロジャーによって、私たちが忘れがちなことを思い返させてくれます。

ブライアン・メイの公式インスタグラムも、クリスマス色に染まっています。72歳とは思えないほど、頻繁に写真をアップしています。

12月中旬にアップされた投稿は、欧米では伝統的なクリスマスディナーに出てくる七面鳥の丸焼きですが、斜めの赤線を入れた写真がアップされています。タップすると野菜料理の写真が続いていました。

天体物理学の博士号を持ちますが、動物愛護にも熱心です。ブライアン自身も無意識のうちに食べてきたと書き込んでいますが、この楽しみのためだけに鳥は太らされ焼かれていくことに疑問を投げかけています。この写真には、伝統的なクリスマスディナーを見直そうというメッセージが込められています。

来日した後、ブライアンは日本でどんなメッセージを残すのか、滞在中のインスタも目が離せません。