サンスポなにわ映画大賞は『記憶にございません!』三谷幸喜監督「とっても励みに」

 今年もたくさんのご投票、ありがとうございました。読者が選ぶ第15回●(=目玉マーク)サンスポなにわ映画大賞は「記憶にございません!」に決定!! 「とっても励みになりました」とメガホンを執った三谷幸喜監督(58)も喜んでくれてます。

 まずは、「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」などで知られるビリー・ワイルダー監督が大好きな三谷監督から届いた声をお聞きください。

 「ビリー・ワイルダー監督にお会いした時、僕の初めての映画『ラヂオの時間』を観た監督から『喜劇はまだ死んでないことが分かった』と嬉しい言葉を頂きました。それ以来、僕はコメディを作り続けています。そりゃうまく行く時もいかない時もあります。でも僕はこれからも喜劇映画にこだわり続けていくつもりです。今回の受賞。とっても励みになりました。ありがとうございます。三谷幸喜」

 こだわりの喜劇はサンスポ読者を大いに楽しませたようです。

 「相変わらずのオトボケキャラで中井貴一さんが最高に面白かったです。小池栄子さんの助演もとても好感が持てました。本当にスッキリしました」(東大阪市、西村亜希子さん)

 「三谷作品の中で最高のコメディー映画。久々に『面白い!』と思える映画を見た」(和歌山県海南市、土屋まりのさん)

 映画はカネと権力に目がない、支持率2・3%の歴代ワースト総理大臣(中井貴一)が市民から頭に石をぶつけられて記憶を喪失して巻き起こるシチュエーション・コメディー。

 「宣伝をしながら、大阪の笑いではないかも…と正直ちょっと不安もあったのですが、映画も大ヒットして、このような賞もいただいて、関西宣伝担当としてうれしい限りでございます!」

 TOHOマーケティング株式会社関西営業所東宝宣伝室の木内美月さんは、畑恵一郎大阪サンスポ編集局長から記念の盾を受け取り、ニッコニコでした。

 ちなみに、読者投票によるベストテンに東宝配給作が4本。来年も話題作が待機してます。木内さんをはじめ関西スタッフのイチ押しは、嵐の二宮和也が主演する「浅田家!」(中野量太監督、10月2日公開)。記憶にとどめといてください。