前澤友作サンタ、超ド級Xマスプレゼントで締める!復興願いふるさと納税20億円

前澤友作サンタ、超ド級Xマスプレゼントで締める!復興願いふるさと納税20億円

 インターネット衣料品通販大手「ZOZO」の創業者で前社長の前澤友作氏(44)=スタートトゥデイ社長=が、ふるさと納税制度を利用して千葉県館山市に20億円を寄付することが24日、サンケイスポーツの取材で分かった。25日にも発表される。ビジネスで蓄えた資金で数々のサプライズを仕掛ける前澤氏は、桁違いのクリスマスプレゼントで台風災害からの復興を手助けし、公私ともに激動した2019年を締めくくる。

 ふるさと納税と呼ぶには、まるで桁違いだ。数々のサプライズを仕掛けてきた前澤氏が、サンタクロースになる。9月9日に上陸した台風15号で、甚大な被害を受けた館山市。「千葉愛」を公言する前澤氏は、その千葉県内でも最大の被害に見舞われた館山市の復興と地域活性化を願い、ふるさと納税制度を活用して20億円を贈る。早ければきょう、クリスマスの25日にも発表される。

 同県鎌ケ谷市出身の前澤氏は、台風15号上陸3日後の9月12日にZOZOの社長を辞任。直後から個人でボランティア登録し、がれき撤去などで汗を流した。一方、同30日には館山市、南房総市、鋸南町、鴨川市に各1000万円、計4000万円の義援金を贈った。各自治体首長との会談を通じ「まだまだ助けが必要なことも分かりました。継続して何かご協力したいと思います」と自身のツイッターで支援を表明していた。

 バスキアの絵を約123億円で購入、プライベートジェットでサッカーW杯決勝を観戦、月旅行の夢…。ビジネスで得た資金を使い、夢の実現を目指す破天荒な実業家。11月末にはユーチューバーとしてもデビュー。その初配信は、約1500億円のZOZO株売却益から返済にあてた500億円を引いた「1000億円を通帳に記帳してみた」だった。

 今月12日には「(前略)1000億円とかになると『もはやこれは自分のお金なのかどうかも分からん。とにかく人や社会のために役立たせんと』ってなる。持ったら持ったで責任重大やでー!」とお金の価値についてツイート。館山市への20億円は、1000億円の2%にあたる。

 また、関係者によれば、前澤氏は9月以降たびたび館山市を訪問。県内で最も台風被害が大きかった状況に胸を痛める一方、温暖な気候で観光資源、農水産品などに恵まれた同地に魅力を感じているという。今回の20億円寄付をきっかけに、今後ビジネスの拠点を設けるなど、復興を目指す館山市との協力を深めていく可能性もある。

 千葉県だけでなく、前澤氏にとっても激動の2019年だった。1月にツイッターで1億円お年玉企画を実施し、賛否を巻き起こした。9月にヤフーがZOZOを買収し、社長を辞任。10月に自身が日本に招致した米男子ゴルフツアー「ZOZOチャンピオンシップ」のプロアマ戦でタイガー・ウッズ(43)とラウンド。直後に女優、剛力彩芽(27)と破局…。

 波乱に満ちた生活の多くをオープンにして、挑戦を続ける姿は若者の共感を呼んだ。「2019年に大学生が最も尊敬した起業家・経営者」(マイナビ調べ)で1位に選ばれたほど。日本が沸騰する2020年。「前澤友作」は、豊富な自己資金を元手にまだまだ日本を驚かせそうだ。