引用元：中日スポーツ
メイド姿の女性5人が激しいロックを奏でる「BAND―MAID（バンドメイド）」が2年ぶり3枚目のアルバム「CONQUEROR（カンカラー=征服者）」を発売した。世界各国にも配信され、12月10日付の米ビルボード3部門に初めてランクイン。インターナショナルな活躍に注目が集まっている。
「っぽっぽ」喜び！BAND－MAID米ビルボード初チャート入り
2013年7月、秋葉原のメイド喫茶で働いていたギターの小鳩ミクを中心に結成。衣装はシックなメイド姿、ライブを「お給仕」、観客を「ご主人様」「お嬢様」と呼ぶが、本格派ハードロックを聴かせる意外性が魅力だ。
前作「WORLD DOMINATION（世界征服）」に続く本作。小鳩は「征服者になる強い意思表示を込めたっぽ！！」と名字にちなんだ「ハト語」で宣言した。ライブ活動と並行し、1年半をかけてじっくりレコーディングした15曲を「ハードだけどメロディーがきれい。未来のバンドメイドの曲がそろい、ロックが苦手な人でも聴きやすい」とアピールした。
活動規模の拡大に伴い、大物ゲストとのコラボも実現。デビッド・ボウイを手掛けたプロデューサー、トニー・ヴィスコンティがバンドのプロデュースを熱望し、11曲目の「The Dragon Cries」を制作した。ボーカルのSAIKIは「連絡があった時は詐欺かと思った。NYでのレコーディングに来て、自由な発想で格好良く加工してくれた」と笑顔で振り返った。
1日にはNHKの歌番組にも出演。初の地上波登場となり、パフォーマンスと共に等身大のトークも披露した。小鳩は「バンドの魅力はギャップ。お茶の間の反響が楽しい」と手応えを実感している。現在は全国ツアー中。1月10日には名古屋市中区のダイアモンドホールでライブを開く。
