桂文枝、M―1王者ミルクボーイ絶賛「前説してくれた苦労人。うれしかった」

引用元:スポーツ報知
桂文枝、M―1王者ミルクボーイ絶賛「前説してくれた苦労人。うれしかった」

 落語家の桂文枝(76)が24日、大阪市内で「六代桂文枝NO.300発表記念落語会」(来年3月4日、なんばグランド花月)の発表会見を行った。

 関大在学中に落語研究会で初めて創作し「これだけ続くとは思わなかった。300になったらやめて、今までやったものを磨いていこうかなと思っていましたが、大阪市24区落語で今10区あって、299作目は都島区。まだまだやらなあかん」と意欲を見せた。1983年に「ゴルフ夜明け前」で文化庁芸術祭大賞を受賞。それ以降師匠と呼ばれるようになり「テレビのレギュラーが減りました」と笑わせた。

 300作目のタイトルは「ハッピーエンジェル」として、ハッピーエンドになるような内容を予定。「(テレビ朝日系)『新婚さんいらっしゃい!』でも再婚の人が多いので、再婚するお父さん、お母さんの小学生の子供たちがまずお見合いをして、幸せな家族になる話で考えています」と具体的な構想を明かした。また、落語に出てくる登場人物についても「身近な人やマネジャーの名前も使い切ったので、小学生の同級生の名前です」と、数が増えるからこその悩みも挙げた。

 今年1年を振り返り「M―1を見ました。天王寺で落語をやった時に、前説をしてくれたミルクボーイさんでうれしかった。苦労した人。ネタもよくできていた。漫才でしかできないものをよくやった」と絶賛。一方で今年若くして亡くなった弟子の桂三弥さん、桂三金さんの名前をあげ「つらい弟子との別れが2度もあったので厳しい。来年はオリンピックイヤー、私も77歳、新婚さんも50周年。記念イヤーが続くので、三弥、三金の分も頑張って、彼らの分も生きていきたい」と決意を新たにした。 報知新聞社