E-girls「それぞれの道で頑張っていく決断した」2020年いっぱいで解散を発表

引用元:TOKYO HEADLINE WEB
E-girls「それぞれの道で頑張っていく決断した」2020年いっぱいで解散を発表

 E-girlsが22日、来年2020年いっぱいで解散することを発表した。同日、横浜市内で行ったグループの2020年第1弾シングルとなる『別世界』(1月29日発売)のリリースイベントで、メンバーそれぞれが自分の言葉で発表した。 

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 商業施設で行われたイベント。E-girlsを一目見ようと、観客エリアもちろん、会場を見下ろす2階、3階まで、人であふれた。イベント開始時刻を少しすぎたころ、司会者が登壇すると、まずは映像を見るように促した。

 大きなスクリーンにお気に入りのメンバーが映し出されると会場のあちこちから歓声が上がった。ただ、E-girlsのこれまでを振り返るような映像、そのうえ、2020と大きく表示されたあとに「E-girlsとしてのエンタテイメントに一区切りをつけ」というテロップが入るとファンは一体どういうことなのかといった不安そうな表情で顔を見合わせ始めた。ラスト「E-girls ラストツアー」というテロップが表示されると、ようやく理解したという雰囲気で、悲鳴があがった。

 観客がザワザワするなかでメンバーは登壇。司会者が改めて「E-girlsは2020年で“解散”ということになりましたが……」とはっきりと言葉にして今の心境を聞き、メンバーはそれに答えるかたちで、今の気持ちを語った。
 
「私たちE-girlsは、2020年を持ちまして、それぞれの道に進んでいくという決断をさせていただきました」と口火を切ったのはリーダーの佐藤晴美。「今年の春ぐらいから、E-girlsのこれからだったり、未来をみんなで話し合う機会が何度かありました。それぞれのこれからの目標や方向性を伝え合ったとき、これからはそれぞれの道で頑張っていくという決断をさせていただきました」と、改めて報告した。

 今後は、佐藤晴美、坂東希、石井杏奈、山口乃々華はそれぞれ役者やモデルとして活動。Happinessは多数のアジア系アーティストが所属する米レーベル「88rising」とタッグを組んで本格的に世界進出を目指す。武部柚那はAFLOJACKが世界8都市で開催したオーディションで合格したメンバーと新ユニットを結成、鷲尾伶菜はソロアーティストとしてデビューする。

 佐藤は「みなさんとの思い出やみなさんと一緒に見てきた景色を思い返すと、なかなかそういう決断に踏み切れない部分もあったんですけど、それぞれがさらに輝いていけるステージに行くために、みんなでこの決断をさせていただきました。これからはそれぞれ、ソロだったり、グループ活動、個人活動だったり、それぞれの活動を応援しあって、みなさんにもっともっと応援していただけるように頑張っていきたい」と、話した。

 2020年2月からスタートするアリーナツアー「E-girls PERFECT LIVE 2011→2020」が、E-girlsとしてのラストツアーになる。このツアーはデビューから最新曲までのヒットシングルを中心に構成するベストライブとなっている。

「2020年いっぱいはE-girlsの活動は続きますし、ツアーも控えています」と、佐藤。「みなさんと直接触れ合える機会もたくさんあるのでこの1年、E-girlsをまっとうして、みなさんにいただいた愛を返していく、想いを伝えていく1年にしたい」と、笑顔を見せた。

 イベント終了後の施設は、思いがけない発表に目を赤くしたファンでいっぱいだった。