M1予想は完敗も…ミルクボーイ素直におめでとう

引用元:日刊スポーツ
M1予想は完敗も…ミルクボーイ素直におめでとう

<M-1グランプリ2019>◇決勝◇22日◇テレビ朝日

今年のM-1の優勝は、関西の結成12年目のミルクボーイが優勝した。記者の期待のアインシュタインは、敗者復活戦で失速して敗退した。

【写真】優勝し会見で笑顔を見せるミルクボーイの内海崇(右)と駒場孝

準決勝以降は、準決勝25組、敗者復活16組、決勝10組、優勝決定戦3組と54組の漫才を見た。それ以前の3回戦も含めると、今年のM-1は70以上のネタを見たが、正直ミルクボーイはノーマークだった。

準決勝は仕事の都合で、電話のために会場を抜けたりした。そこにミルクボーイがいたのかもと思うが、30年以上もお笑いを見てきたが、まだまだ新しい発見をさせていただいた。

偉そうに◎アインシュタイン○見取り図▲ぺこぱ、と予想して、なんとかぺこぱが優勝決定戦に進んでくれただけ。大阪日刊スポーツの20代の女性記者が◎ミルクボーイで的中させたのには、ひれ伏すしかない。

だけど、それだからお笑いは楽しい。昨年の霜降り明星の史上最年少優勝で「お笑い第7世代」が出てきているが、角刈りとマッチョのおっさん風コンビ、ミルクボーイの優勝が、ちょっとばかり歯止めをかけてくれた。M-1中断で一時はお笑いへの情熱を失いかけた苦労人の優勝に、素直におめでとうを言いたい。【小谷野俊哉】