エビ中、フルバンドの大学芸会2daysで1万人熱狂 緑と青のペンライトに感激

引用元:オリコン
エビ中、フルバンドの大学芸会2daysで1万人熱狂 緑と青のペンライトに感激

 結成10周年のアイドルグループ・私立恵比寿中学(通称エビ中)が20・21日の両日、千葉・幕張メッセイベントホールで年末恒例の“大学芸会”(大型ワンマンコンサート)『私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド』を開催し、2日間計1万人を超すエビ中ファミリーと盛り上がった。

【ライブ写真10枚】大学芸会ならではの演出にエビ中ファミリー熱狂

 今年は、3月に5thアルバム『MUSiC』、今月18日には6thアルバム『playlist』と1年に2枚のフルアルバムをリリース。ライブハウスツアー(10公演)にホールツアー(16公演)、連続ドラマ『神ちゅーんず ~鳴らせ!DTM女子~』主演など、節目の年に精力的な活動を行ってきたエビ中は、フルバンドで大学芸会に臨んだ。

 おなじみのebiture(SE)に始まり、真山りかが「エビ中×バンドの大学芸会へようこそー!」とあいさつすると、白い垂幕に楽器を持ったメンバーのシルエットが浮かび上がり、五五七二三二〇名義曲「半世紀優等生」の演奏がスタート。フルバンドセットのコンセプトの裏をかくエビ中らしいオープニングで幕を開けると、幕が落とされて「Family Complex」へ。ここでもバックバンドの姿はなかったが、途中でステージ上のバックパネルが開き、ついにストリングスを含め総勢13人のバンドメンバーが姿を現した。

 「イート・ザ・大目玉」「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」は生バンドのグルーブも相まって会場は一気にヒートアップ。メンバーとバンド紹介に続いては、中山莉子が「私たちから送る今年最大のエール」と紹介し「YELL」を熱唱。中盤のアコースティックパートでは流麗な演奏に乗せ、「フユコイ」「まっすぐ」「星の数え方」「曇天」を歌い上げた。

 18日に発売され、オリコンデイリーアルバムランキング初登場1位を獲得したニューアルバム『playlist』からは「愛のレンタル」「HISTORY」「オメカシフィーバー」の3曲を初披露。中でもメンバーが初めて歌詞を手がけた「HISTORY」では、各メンバー加入当初の自己紹介映像に続き、10月中旬から休養中の安本彩花が映像で歌唱参加し、6分割の映像で久しぶりに6人一緒の姿をファミリーに届け、感動の輪が広がった。

 メイクアップのミニコントから「オメカシフィーバー」、そして「元気しかない~サドンデス」のメドレーをはさみ、本編最後は柏木ひなたが「10年間引き継いで、動かし続けてきた私たちエビ中の心臓の音を聞いてください」と呼びかけて「ジャンプ」を熱唱した。

 アンコールでは「COLOR」「永遠に中学生」に続き、10年間の感謝を込めて「なないろ」で締めくくり。最後のあいさつでは星名美怜が「毎年こういうところでライブができることって本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。きょうは彩ちゃん(安本彩花)はお休みだったけど、でも緑(安本のイメージカラー)のペンライトも、青(故・松野莉奈さんのイメージカラー)のペンライトも見えるこのファミリーって本当にすてきだなって思います」と感動し「いつも支えてくれてありがとうございます!」と改めてファンに感謝した。

 続けて「10周年イヤーということで、たくさんのライブやイベント、アルバムのリリースなどありましたが、来年何をやるんだろうって思ってません?」の前フリから、4年ぶりとなる舞台(タイトル未定、作・演出:高羽彩)が決定したことを発表し、会場は大歓声に包まれた。来年3月21~22日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール、3月25~29日に東京・博品館劇場で上演される。

 なお、エビ中の年内のライブはここで終わらず、大みそかにはパシフィコ横浜 国立大ホールで自身初となるカウントダウンワンマンライブ『私立恵比寿中学 カウントダウン学芸会「ねずみ年の幕開けはエビチュー」』を行う。