チーズtheaterが花田明子「鈴虫のこえ~」上演、事情を抱える三人姉妹描く

チーズtheaterが花田明子「鈴虫のこえ~」上演、事情を抱える三人姉妹描く

チーズtheaterのプロデュース公演「鈴虫のこえ、宵のホタル」が、1月7日から9日まで東京のOFF・OFFシアターで上演される。

【写真】チーズtheater プロデュース公演「鈴虫のこえ、宵のホタル」チラシ裏(メディアギャラリー他1件)

これは、1997年に第4回OMS戯曲賞で佳作を受賞した花田明子作「鈴虫のこえ、宵のホタル」を、チーズtheater・戸田彬弘の演出で立ち上げるもの。物語の舞台は京都の片田舎。残暑が続く夏の終わり、それぞれに事情を抱える三姉妹が、急逝した母の葬儀のために実家に帰ってくる。久しぶりの集いは、いつしか家族間のいさかいに発展し……。

戸田は上演に際し「かつての両親の逞しさを懐かしく思い、無性に愛おしく、でもどこかその事実が夢の話にも感じてしまう。少年としては歳を取りすぎたし、老人にもまだ程遠い。中途半端な年齢になった自分がこれから生きていく上で、本作を通して自分の過去と未来に向き合いたい」コメントしている。出演者には、藤村聖子、大浦千佳、辻凪子が名を連ねた。

■ チーズtheater プロデュース公演「鈴虫のこえ、宵のホタル」
2020年1月7日(火)~9日(木)
東京都 OFF・OFFシアター

作:花田明子
演出:戸田彬弘
出演:藤村聖子、大浦千佳、辻凪子