『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が中国で大コケ、オープニング成績が続三部作で最低に

引用元:IGN JAPAN
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が中国で大コケ、オープニング成績が続三部作で最低に

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は世界最大の映画市場の1つである中国で、興行不振に陥っている。プレビュー上映の興行収入を参考にすれば、この完結編は続三部作の中で最悪の成績で終わってしまう可能性が高い。
ハリウッド・リポーターによると、『スカイウォーカーの夜明け』は上映初日に160万米ドル(1160万人民元)しか稼げず、トップ3の映画に大きく引き離されての第4位となっている。数字が同様に推移すれば、オープニング週末の興収は1780万ドルになると予想される。これは『フォースの覚醒』の1億2400万ドルと『最後のジェダイ』の4250万ドルよりも遥かに小さい金額だ。

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現在の中国映画市場で首位に立つのは、ドニー・イェン主演の『葉問4(英題:Ip Man 4: The Finale)』と見られている。長く続いている「イップ・マン」フランチャイズはブルース・リーの師であり、高名な武術家であるイップ・マン(葉問)を主人公にした映画シリーズで、今回の新作はドニー・イェン演じるイップ・マンの最後の出番となる。
スリラー映画『誤殺(英題:Sheep Without a Shepherd)』と恋愛映画『只有蕓知道(英題:Only Cloud Knows)』も今週末のランキング上位に入っている。
「スター・ウォーズ」の映画は昔から、中国市場で苦戦を強いられることが多い。1977年から始まった旧三部作は、中国で全国上映されたことが一度もないため、「スター・ウォーズ」のブランドや伝承、ノスタルジアが中国人のオーディエンスには十分にアピールできていない。
北米では、『スカイウォーカーの夜明け』は比較的に良い成績を獲得しているが、まだ事前の予測を下回っている。本作は木曜日夜のプレビュー上映で4000万ドルの興行収入を得たが、この数字は『フォースの覚醒』の5700万ドルと『最後のジェダイ』の4500万ドルより低いものだ。

『スカイウォーカーの夜明け』について、IGN JAPANはネタバレを最小限に抑えている本作のレビューや、ネタバレ全開のエンディングの徹底分析も掲載している。また、前作の『最後のジェダイ』が中国で“大コケ”した理由をはじめ、中国における「スター・ウォーズ」事情を詳細に解説しているこちらのコラム記事もチェックしてほしい。 Matt Kim