ビートたけし、紅白初出場 名曲「浅草キッド」披露

引用元:スポーツ報知
ビートたけし、紅白初出場 名曲「浅草キッド」披露

 NHKは20日、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(後7時15分)の出場歌手の曲目を発表した。また、特別企画として、タレントのビートたけし(72)が歌手として初出場することが決定。自身が作詞作曲し、下積み時代の思い出を歌にした名曲「浅草キッド」を披露する。

 令和初、70回記念のメモリアル紅白に、たけしが円熟の歌声を響かせる。

 たけしは2000年と01年の2度、タレントの志村けん(69)とともに、氷川きよし(42)の応援ゲストとしてNHKホールに“乱入”し、寸劇で「コマネチ」など持ちギャグを披露したことがあったが、歌手としては今回が初出場となる。

 「浅草キッド」は紅組、白組の枠を超えた特別企画として披露される。1986年発売の自身のアルバム「浅草キッド」に収録された同曲は、駆け出しの芸人だった頃の貧乏暮らしや夢をつづったストレートな歌詞と切ないメロディーが胸を打つバラードで、福山雅治、竹原ピストルら多くの歌手がカバーしてきた。最近では菅田将暉(26)、桐谷健太(39)が17年に映画「火花」(板尾創路監督)の主題歌としてカバーしたことでも話題になった。

 たけしは今年、14日に最終回を迎えたばかりの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」に自身が敬愛する古今亭志ん生役でレギュラー出演。また、18年から2年連続で特別番組「コントの日」の座長を務めており、第1回が放送される際の取材会でも、同番組を「コント版・紅白歌合戦」とたとえていた。

 昭和、平成、令和の時代を超え、お笑いや映画、音楽と多ジャンルで第一線を走り続けてきたレジェンドのステージに注目が集まりそうだ。

 ◆嵐2年連続大トリ有力

 曲順は後日発表されるが、人気グループの嵐が「嵐×紅白 スペシャルメドレー」を歌い、2年連続の大トリを務めることが有力だ。初出場組の曲目は、Official髭男dismがヒット曲「Pretender」、Kis―My―Ft2はデビュー曲「Everybody Go」に決まった。 報知新聞社