なぜ!? ヘンリー王子とメーガン妃の称号「サセックス公爵夫妻」の剥奪を求める声が上がる

議論が起きているのはイーストサセックスにある独立行政区ブライトン・アンド・ホヴ。新聞「ミラー」によると今年7月、この地域に住むチャールズ・ロスという人物が「、ブライトン・アンド・ホヴ議会が、サセックス公爵夫妻という称号の使用を拒否するよう求める」という署名活動を始めた。嘆願書によると理由は「モラル的に間違っていて、イーストサセックスの人々に対して敬意を払っていない」「この称号は非民主主義的で、富裕な特権階級による庶民の圧制を象徴している」から。さらに「ブライトン・アンド・ホヴ議会は今後サセックス公爵夫妻をこの地に招き、一般的な公人に対する以上にもてなしたりすることはしない」よう求めている。なんとこの嘆願書に3，700人以上の住民が署名、今週ロスはこの嘆願書と署名を議会に提出した。 メーガン妃（Meghan， Duchess of Sussex）、ヘンリー王子（Prince Henry）GETTY IMAGES 同紙によると、議会にはロイヤルファミリーの称号を剥奪したり変更したりする権限はない。2人にこの称号を与えた君主、つまりエリザベス女王だけに権限があるという。そのため議会がこれを真面目に話し合うことはない。とはいえ王室の専門家は同紙に対して「こんなに多くの署名が集まったことに動揺する」と驚きを露わに。「これは王室に対する不満の表れ」と一部の世論が反映していることを認めつつ、「合理的で理性的な理由が欠けている”トンデモ”嘆願書だ。特定のロイヤルファミリー2人に対して嫌悪が吹き出したものだ」と、目下バッシングに晒されているヘンリー王子とメーガン妃をスケープゴートにしていると嘆願書に対する批判も。

ヘンリー王子とメーガン妃がマスコミを提訴したり、アンドルー王子が性犯罪者との関係についてインタビューで認めたりと色々あったイギリス王室。非難の声もたくさん上がったけれど、まさかこんな嘆願書が出てくるとは……びっくり。