デュア・リパ、ニューAL『フューチャー・ノスタルジア』の制作や気に入っている収録曲について語る

引用元:Billboard JAPAN
デュア・リパ、ニューAL『フューチャー・ノスタルジア』の制作や気に入っている収録曲について語る

 2020年に待望の2ndアルバム『フューチャー・ノスタルジア』をリリースするデュア・リパがApple Music Beats 1に出演し、アーティストとして成長することや特に気に入っている新曲などについて語った。

 ニュー・アルバムについて彼女は、「”フューチャー・ノスタルジア”を作り始めた頃、何人かに”ちょっと、本当にこれがやりたいことなの?”って聞かれた。前作とは明らかにまるで違うし、前作は成功したからね。でもアーティストとして、成長して成熟しなければならないと思った」と説明している。

 そして、「ツアーを長くしていたから、もっとインストゥルメンタルにしたかったし、スタジオ作業に慣れたこともあって、プロダクションをどんなサウンドにしたいのか自分の考えを伝えた。これはファースト・アルバムではやらなかったこと」と彼女は続けている。

 「ニュー・ルールズ」や「IDGAF」、最近でも「ドント・スタート・ナウ」など、”そんな男なんてこっちから願い下げ”という趣旨の楽曲が多い彼女だが、女性の地位向上を積極的に支持するスタンスはこれからも変えるつもりはないと話している。「サウジアラビアの女性をめぐる権利とか起きていることなどについて発言したり、さまざまなチャリティーを支援して、特定の話題について話したり、そうやって女性が女性の権利について発言すると、苛立つ人がいるんだよね。中絶する権利について(発言した時も)大騒ぎになったし。でもこれからもそういうことを敬遠するつもりはないし、自分のオーディエンスを代弁する声になる義務もあると感じている。だってみんなはそのためにこのプラットフォームを与えてくれたのだから」と彼女は述べている。

 タイトルは明かさなかったが、ニュー・アルバムに収録されている新曲のうち、”歌詞的に”最も気に入っている曲は、”一般的に女性であること”について歌っていると彼女は明かしている。「夜道を歩いて帰ることとか、(男性が)特に私たちにとって大変なこととして認識していないような、女子として乗り越えなければならなかったり、切り抜ければならなかったりするさまざまなことがどんな感じなのかということ」と彼女は説明し、「核心を突いている歌詞なんだ。たとえば学校から歩いて帰っている時、もう暗くて、その辺に自転車を乗り回している男子がいたりする。私は歩きながらウルヴァリンみたいに鍵を指の間に通して、そのまま自宅まで走って帰る、みたいな」と、自らの体験を話している。