桂米團治、米朝まつり開催に「こけたら社長辞めます」

引用元:スポーツ報知
桂米團治、米朝まつり開催に「こけたら社長辞めます」

 落語家の桂米團治(61)が20日、大阪市内で「桂米朝五年祭 米朝まつり」のPR会見を行った。2015年3月19日に亡くなった、師匠で父である桂米朝さんの追善公演。来年3月20~22日まで、大阪・サンケイホールブリーゼと、朝日生命ホールの2会場で、同日開催する。

 米團治は「亡くなって5年になる。私も(米朝事務所の)社長になって何かせなあかんと、一番最初の大イベントです。これがこけたら、社長を辞める覚悟です」と宣言。直弟子のほか、米朝ゆかりのゲストを迎えるなど、様々な趣向で米朝をしのぶ。米朝の偉大さについて改めて「今は高座の時間を守らない、自分の高座のことしか考えない人がいる。米朝はそれを嫌っていました。時間も決められましたし、お客をいらわせなかった。それが合わさっての品格。そこが一門に伝わって、お客さんに伝われば」と話した。

 1日2会場での開催にリスクはあるが「共存共栄で盛り立てるイメージ。どっちにしようかなと、落語ファンにも高揚感が漂えばいいなと思いました」と意図を説明した。また、それぞれの会場で各回ごとに違う米朝の映像を流し、パネルや愛用品なども展示。「ロビーも華やかな雰囲気にしたいですね。来年は米朝イヤーです」と、五年祭をアピールした。 報知新聞社