ヒーローの実在感と、“歴史的価値”にこだわりを会場で確認! 「Ultimate Article 仮面ライダーBLACK RX」

引用元:Impress Watch

 「メガホビEXPO 2019AUTUMN」の目玉の1つが「Ultimate Article 仮面ライダーBLACK RX」だろう。全高40cm、その圧倒的な存在感を持つフィギュアを会場では目の前で見ることができた。

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 「Ultimate Article 仮面ライダーBLACK RX」は、シリーズ3作目である。第1弾が「新仮面ライダー1号」、2弾が「仮面ライダー555」であり、これは購入者の“世代”を考えたチョイスだという。高額商品であり、キャラクターへの思い入れに満ちたシリーズだけに、異なる世代にちゃんとアピールできるキャラクターを選択しているという。

 本商品の試作品を前にして圧倒されるのはその“実在感”だ。造形のしっかりしたフィギュアそのもののクオリティや、ベルトや目の発酵などにまず目を奪われるが、腿や肘のしわの感じが“スーツ感”を伝える。キャラクターとしての表現よりも、特撮のスチル(写真)そのままの、スーツをまとった役者が目の前にいるような現実感を感じることができる。

 この“スーツ感”はシリーズでそれぞれこだわっているところで、今回出展されている555とは全く違う。スーツのヘルメット部分を補強しているテープや靴部分のタグなどスーツの細部をしっかり表現しているという。「Ultimate Article 仮面ライダーBLACK RX」はRXの立像としての側面はもちろん、当時撮影で使用されていたスーツ感もしっかり再現しており、「当時使用されていたスーツやプロップ(小道具)はこういうものだった」ということを感じられる“歴史資料”となるくらいの想いも込めて制作されているとのことだ。

 体型もきちんと当時の番組内のヒーローの姿をシルエットも含めて再現、そしてポーズは必殺武器「リボルケイン」を引き抜き、敵が爆発するそのシーンをそのまま再現できるようにしている。各ヒーローの「このポーズ」といえる決めポーズを強いこだわりで造形しているのだ。そして本商品は腕を差し替えることで、「俺は太陽の子! 仮面ライダーBLACKRX!」という名乗りシーンも再現できる。どちらもRXならではのポーズで、本商品はその2つを楽しめるのだ。

 制作者の特にお気に入りの部分はお腹の「サンバスク」の造形。非常に複雑な造形を商品で力を込めて再現しており、“本物”の迫力がある。制作者の思い入れに圧倒され、商品の魅力がさらに増した。このフィギュアを手に入れたユーザーはぜひTV番組をコマ送りの勢いで細かく見て、その表現に驚愕して欲しいと感じた。凄まじいまでに強い想いが込められたフィギュアである。

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GAME Watch,勝田哲也