『スター・ウォーズ』完結編のワールドプレミアにハリソン・フォードやマーク・ハミルらレジェンド集結!

引用元:Movie Walker
『スター・ウォーズ』完結編のワールドプレミアにハリソン・フォードやマーク・ハミルらレジェンド集結!

1977年に『スター・ウォーズ』が公開されてから今年で42年、長きにわたり紡がれてきたスカイウォーカー家を中心とした壮大なサーガの完結作となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が12月20日(金)から公開される。このたび、本作の主人公であるレイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザック、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、そしてハン・ソロ役のハリソン・フォードら豪華キャスト陣とスタッフが集結したワールドプレミアが開催された。

【写真を見る】ハン・ソロ役のハリソン・フォードとカイロ・レン役のアダム・ドライバーも出席!

12月16日にアメリカはロサンゼルスのハリウッドで開催されたワールドプレミアには、全世界から取材陣が集結。イベント開始前からファンたちの熱気に包まれた会場のレットカーペットにリドリーらキャスト陣と、本作の監督と脚本を手掛けたJ・J・エイブラムスやプロデューサーのキャスリーン・ケネディといったスタッフたちが姿を現すと、会場は興奮に包まれた。さらに、ルーク役のマーク・ハミル、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズ、暗黒卿パルパティーン役のイアン・マクダーミドらレジェンドが登場すると、キャスト陣も驚くほどの歓声が巻き起こり会場の盛り上がりは最高潮となった。

そして、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督をはじめ、脚本家のローレンス・カスダン、『ライオン・キング』(19)のジョン・ファヴロー監督、『ブラック・クランズマン』(19)のスパイク・リー監督、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)のジョン・ワッツといった名だたるフィルムメーカーたちも、この歴史的作品の完結を見届けようと来場。また、名作曲家のジョン・ウィリアムズも姿を現し「完結した『スター・ウォーズ』を前に、この40年以上の類まれなる旅がもたらしてくれたすばらしい贈り物への誇りと感謝を感じている」と、シリーズの完結についてコメントを寄せるなど、ファンを大いに沸かせた。加えて、日本からは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)から本シリーズを取材し続けているHey! Say! JUMPの中島裕翔もカーペットゲストとして来場。スター・ウォーズファンを公言する中島は、全世界から集まった熱いファンとともに完結編を鑑賞した。

銀河を巻き込み、壮大なスケールで描かれてきたスカイウォーカー家の愛と喪失の物語がいよいよ完結。予告編で描かれた暗黒卿パルパティーンによる「終わりがはじまる」というセリフや、C-3POの「最後にもう1度だけ友人たちに」という、仲間たちへ別れを告げるかのようなセリフはどんな意味を表しているのか。そして、レイとカイロ・レンの世代を超えた“光と闇の戦い”の決着の行方は。ぜひ、感動と興奮の結末を劇場で目撃してほしい!

<スタッフ&キャストコメント>

●マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役)

「『スター・ウォーズ』はいつまでも私を驚かせ続けてくれます。シリーズすべての映画の本質はどこまでも続くもので止まることはない。なによりファンが最高です。どんなに感謝してもしきれるものじゃありません。彼らは単なるファンじゃなく、もっと家族というものに近い存在なんだ。ファンの方々がいなければ、いま私たちはここにはいないでしょうね。(そんなファンへこれから)「さよなら」を言うって…(泣きまねで会場の笑いを誘う)『スター・ウォーズ』の映画には希望がある。これらの映画が語っているのは、自分に嘘をつかず、自分を信じて、自分だけのためでなく、自分の周りの人々のために行動をすれば勝利を手に入れることができるということ。これはおとぎ話なんです。ただその舞台が宇宙だったんだ」

●アンソニー・ダニエルズ(C-3PO役)

「銀河で1番大きなパーティーに参加するなんて、とても素敵なことです。誰もがどんなふうに物語が終わるのか興味津々。物語は完結に向かいます。物語で“やった、それってよかった!”と思える瞬間を持たないといけない。そうすれば、またはじめに戻って、もう1度見られるでしょ。撮影セットの最終日はもちろん少し悲しいと感じました。すばらしいクルーも、すばらしいキャストも、すばらしい監督も、すばらしい脚本家もあとにして去らなければいけなかった。すばらしいC-3POもね。ジョージ・ルーカスのおこなったすばらしいことのひとつは、この『スター・ウォーズ』をみんなの“砂場”のようなものにしたこと。人々もそれを受け入れて、3世代にもわたって、この“砂場”で遊び、物語を作り、衣装を作りだし、ダークサイドだろうがライトサイドだろうが喜びを共有してきたことです。映画には、みんなのためのなにかが、誰かがいつもそこにあるのです」

●デイジー・リドリー(レイ役)

「これから、世界中に映画が公開されるのよね、というワクワク感がすごいの。ちょっと前から周りの人たちが“終わってしまうのはどんな感じ”“終わってしまうのよね”って私にいってくるようになって。それが頭のなかから“終わり”が離れなくなってしまって、私は悲しくて酷いくらい感情的に“うえええーーん”という感じで泣いてしまったの。人々にはこの作品を観てもらいたいけれど、終わってしまうというのは…とても不思議な感じがします。レイというキャラクターを演じていて、(ライトサイド or ダークサイド)どちらのサイドにつくとしても、その一部になりたいと思わせてくれるし、もし観客とし観てもその物語の一部になって楽しめる。『スター・ウォーズ』は誰が観ても楽しめる普遍的なストーリーがあると思うの」

●アダム・ドライバー(カイロ・レン役)

「『スター・ウォーズ』がこんなに長い間、愛されてきたのはキャラクターがあるからなんだと思います。彼らを囲む、壮大な背景、それはデザイン的にもとても美しいものですし、物語の本質的なものも普遍的なテーマを扱っています。小さな町に閉じ込められていると感じていたルーク・スカイウォーカーにはなにか大きなことに巻き込まれる運命が待っていて、その小さな町から抜けだし、そこに立ち向かう必要があった。そして物語は、彼の家族について語り、その家族からは誰も逃れられず、物語はそのすべてと家族との関わりを描くのです。逃れられないと感じられる運命、そして変えてしまいたいと思う宿命、そしてそこにある大きなテーマ、それらすべてがこの物語を時代とともにある存在にしていると思います」

●J・J・エイブラムス監督

「ついにここまで来て、とても楽しい気分になっています。観客が早く映画を見てくれることが待ちきれませんね。すべてをまとめ上げなくてはいけないと、これまでにない難しい注文でしたが、その上であの伝説のビリー・ディー・ウィリアムズを含むすばらしいキャストとも仕事ができ、とても楽しいチャレンジでしたよ」(Movie Walker・文/編集部)