史上最年少でグラミー賞主要4部門ノミネート! ビリー・アイリッシュの魅力を解説!

引用元:TOKYO FM+
史上最年少でグラミー賞主要4部門ノミネート! ビリー・アイリッシュの魅力を解説!

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみのこれから、何する?」。毎週水曜日は、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんとお届け。12月18日(水)の放送では、「17歳:あのとき彼女は」と題してトークしました。

この日は、2019年の音楽シーンを席巻したビリー・アイリッシュの18歳の誕生日。そこで今回は彼女がブレイクした“17歳”に注目。国内外の人気女性シンガーが17歳のときにどんな曲を歌っていたのか紹介しました。

◆ビリー・アイリッシュ「everything i wanted」

2020年1月に開催される第62回グラミー賞で、史上最年少で主要4部門全てにノミネートされたビリー・アイリッシュ。その魅力を紐解くキーワードの1つが「ジェネレーションZ」と芳朗さん。

ジェネレーションZとは2000~2010年に生まれた世代で、生まれつきインターネットがあるデジタルネイティブ。その特徴は、「YouTubeやプレイリストで時代とか関係なく音楽を聴いている、だからジャンルレス」と説明し、彼女はその“アイコン的存在”とも。さらには、ポップとエキセントリックの配分も絶妙で、「ポップなんだけどヤバイものを聴いているスリリングさがある」と魅力を語ります。

もう1つは「ジェンダーロール」。性別による期待からの脱却を望む彼女は、“性的に見られたくない”と着る服全てビッグサイズ。また、欧米では、女性は小さいころから笑顔でいることを教えられるそうですが、彼女は人前で一切笑わず、「自分以外に笑顔を見せるつもりはない」と言っているとか。

「everything i wanted」は、そんな彼女の代表曲であり、全楽曲を手掛けているお兄さんへの愛を捧げた曲。芳朗さんは、今後の彼女の活躍は「お兄さんとの関係性がカギ」と話していました。

◆中森明菜「第七感(セッティエーム・サンス)」

たかみなが小学生のころから大好きで「いつか会いたい」と願っていると言う中森明菜さんの楽曲。

彼女は1981年、当時15歳でオーディション番組「スター誕生!」で史上最高得点を叩き出し、16歳でデビュー。この曲は、セカンドアルバム『バリエーション〈変奏曲〉』に収録された、今話題の「シティポップの文脈でも聴ける曲」で、「南佳孝さんが作曲を手掛ける最高にオシャレな曲」と芳朗さんは評していました。