パリの犯罪多発地域でライオンが盗まれ、悲劇の幕が開く「レ・ミゼラブル」予告編

引用元:映画ナタリー
パリの犯罪多発地域でライオンが盗まれ、悲劇の幕が開く「レ・ミゼラブル」予告編

第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で審査員賞を受賞した「レ・ミゼラブル」の日本版予告編が、YouTubeで公開された。

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ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」にも登場したパリ郊外のモンフェルメイユを舞台とした本作。現在はパリの犯罪多発地域の1つとして知られる同所で、犯罪防止班に配属された新人警官ステファンの目線で物語は展開していく。主演のダミアン・ボナールのほか、アレクシス・マネンティ、ジェブリル・ゾンガ、ジャンヌ・バリバールが出演し、本作が長編デビュー作となる新鋭ラジ・リが監督と脚本を担当。第92回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリスト入りを果たし、第77回ゴールデングローブ賞外国語映画賞にもノミネートされている。

このたび公開された予告編は、地方出身のステファンがモンフェルメイユ警察署の犯罪防止班に配属されるところからスタート。そして彼は、未成年に対して粗暴な言動を取るクリス、警官である自分の力を信じて疑わないグワダとチームを組むことになる。そんなとき1人の少年がサーカス団のライオンを盗んだことをきっかけに、近郊を保っていた街のグループ同士が対立し、大きな騒動へと発展していく。また同時に到着した本作のビジュアルには、凱旋門の前に集まった市民がサッカーワールドカップでのフランス代表の優勝に歓喜する、映画のオープニングシーンが収められた。

「レ・ミゼラブル」は2月28日から東京・新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。

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