話題作に続々出演 “54歳イケオジ俳優”栗原英雄の努力と凄い色気

話題作に続々出演 “54歳イケオジ俳優”栗原英雄の努力と凄い色気

 今月10日の“話題ワード”のトップ10にランクインした俳優の栗原英雄(54)。「誰それ?」と思った人は、栗原の名前とともに書き込まれたコメントを読むとピンとくるかもしれない。

〈叔父上が、三谷さんの舞台に!〉〈叔父上×三谷さんだなんて、楽しみでしかない〉……。

 栗原は、三谷幸喜脚本のNHK大河ドラマ「真田丸」(2016年放送)で、主人公・真田幸村の叔父・真田信尹役を演じた俳優である。

「東京・渋谷のPARCO劇場で三谷さんの舞台『大地』が来年6月に上演されることが10日に発表されたんです。同時に来年1月3日放送のスペシャルドラマ『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ~狙われた半沢直樹のパスワード~』(TBS系)の追加キャストの発表があり、栗原さんの名前もあった。2つの話題作に名前が挙がったことで、ファンが反応したようですね」(テレビ誌ライター) 

「真田丸」放送からすでに4年が経過。いまだ「叔父上」として愛され続ける栗原は、1984年に劇団四季に入団し、09年に退団。退団後はミュージカルのほか、映画やテレビにも出演している。

 劇団四季を30年以上取材し続けている演劇ライターの辻則彦氏は、栗原について「きっと今後も引っ張りだこになるかと思います」と、こう続ける。

「歌と踊りが達者なのはもちろん、せりふ術や滑舌の良さなど、“四季メソッド”をしっかりと身につけているのが強み。日本のミュージカル界では、50代でメインキャストを張れる男性俳優さんがそう多くない。栗原さんは50代に入り、これまでの力量に加え、積み重ねた人生経験があることでさらに演技に深みが増し、引き出しも多くなった。真田丸出演の際に始めた乗馬は今も続けていて、それは『いつまた時代劇でお呼びがかかってもいいように』という気持ちの表れでもあるでしょう」 

 また、映像出演も積極的で、12年公開の藤井道人監督の映画「けむりの街の、より善き未来は」にも出演。藤井監督といえば、今年公開されて話題を呼んだ映画「新聞記者」がある。 

「栗原さんは出演する作品が大作、話題作かというよりも、実力ある人たちと共に仕事をしていく、という思いが強いようです。芸能界では遅咲きともいえますが、焦らず努力を怠らずに一歩一歩進む感じがいいですよね」(辻則彦氏)

 栗原が劇団四季在籍時に出演した「マンマ・ミーア!」を鑑賞したというライターの源祥子氏は「栗原さんが舞台に登場した途端、女性客が一瞬前のめりになった感がありました。文句なしの二枚目ですが、ワイルドさもあり、何より色気が凄い。『真田丸』出演以降、若い女性が“イケオジ”として注目しているようですが、その気持ちはよく分かります」と話す。

 ちなみにイケオジとは、イケてるオジサンの略。来年の「大地」出演後には、またイケオジの叔父上の魅力に引き込まれる人が続出しそうだ。