玉城ティナ、初の映画賞に感激「またこの場に戻ってきたい」

引用元:スポーツ報知
玉城ティナ、初の映画賞に感激「またこの場に戻ってきたい」

 新人賞の受賞作「惡の華」の井口昇監督(50)から花束を受け取ると、自然と笑みがこぼれる。女優人生で初めてもらう映画賞の誉れに、玉城ティナ(22)は「会場に来て、歴史ある賞に名を刻めたと実感した。そうそうたる方々に囲まれて、本当に私でいいのかなと心配になったりしました。でも、今は喜びをかみしめたい」と言葉をしっかり紡いだ。

 「Diner ダイナー」では、闇の組織に身売りされた鈍くさいヒロイン・オオバカナコ、「惡の華」では理解不能の問題児・仲村佐和と、対照的なヒロインを見事に好演した。「『本当に作品ごとに役の幅があるね』と言ってもらえるのもうれしかった」。井口監督は「振り幅がすごく、難しい役をチャーミングに演じた。これから日本の映画界の宝になります」と褒めちぎり、表彰を我が子のように喜んだ。

 2013年に「ミスiDグランプリ」を獲得しモデルとして活躍したが、女優を目指したのは高校入学後。「映画が大好きで、どん底に突き落とされたり、拾われたり、内面の感情を映画に育ててもらいました」と感謝。映画界への恩返しの意味も込めて「『玉城ティナって女優、この映画で使ってみたいな』と思わせる女優になっていきたいです」

 新人賞は女優人生の“最初の一歩”でしかない。「小松菜奈さんも14年に新人賞を受賞されて、今回は助演女優賞でした。私も生活感のある役や、コメディーに挑戦して、またこの場に戻ってきたいです」と、さらなる飛躍を誓った。

報知新聞社