日向坂46が来年12月初の東京D公演、メンバー涙

引用元:日刊スポーツ
日向坂46が来年12月初の東京D公演、メンバー涙

日向坂46が18日、千葉・幕張メッセで、2年連続となるクリスマスライブを開催し、来年12月6、7に初の東京ドーム公演を2日間行うことを発表した。

怒濤(どとう)の1年の締めくくりに、ビッグなサプライズが待っていた。アンコールに来年のクリスマスライブの開催が発表され、「IN」「東京ドーム」と続いた。メンバーたちは抱き合って喜んだり、驚いて腰を抜かしたりし、次々と涙を流した。

松田好花(20)は「腰が抜けて…。(モニターで)『IN』って来て、どこでやるんだろうって思ったら、『東京ドーム』が来て。まだ信じられないです」と涙した。渡邉美穂(19)は「毎回、ライブの最後とかに『約束の卵』を歌うたびに、いつかあの(東京ドームの)景色が見られるのかな、って思い描いていて」と声を震わせ、「この大好きなメンバーのみんなと一緒に来年立てると思ったら、今から本当にワクワクするし、ぜひ皆さんにも来てほしいです。来てください!」と呼びかけ、大歓声を浴びた。

加藤史帆(21)は「びっくりし過ぎて、頭が真っ白。どうしよう、『びっくりした』しか言えない!」と目をぱちくりさせた。キャプテン佐々木久美(23)は「まさか東京ドーム…。本当に幸せです」と声を詰まらせた。

16年5月に「けやき坂46(ひらがなけやき)」として結成。当初は欅坂46の2軍的存在だったが、見る者を幸せにする「ハッピーオーラ」を武器に地道に人気を獲得。今年2月に改名し、3月にシングル「キュン」でデビュー。発売したシングル全3作とも発売初週で売り上げ40万枚(オリコン調べ)を超えた。大みそかのNHK紅白歌合戦に初出場も決まり、勢いに乗っている。

この日も前日と合わせて2日間で4万人を動員。ライブ終盤の「JOYFUL LOVE」では、サンタ姿のメンバー17人が、1人ずつソリ型トロッコに乗って登場。隅々まで「ハッピーオーラ」を届けた。幕張メッセのホール4から6をぶち抜いた広い会場は、7色のペンライトで虹のように染まっていた。

結成5年目、シングルデビュー2年目で憧れの大舞台に到達する。ライブのラストにけやき坂46時代の楽曲「約束の卵」を泣き声混じりに歌った。「輝いている未来の形は大きな卵だ」「待っててくれるか? 夢かなうまで」など、「ビッグエッグ」と呼ばれた東京ドームへの夢を歌ったナンバーだ。佐々木は「もっともっと成長して、皆さんにたくさんハッピーを届けられる1年になるように、2020年も頑張ります」と誓った。1年後、約束のステージが待っている。【横山慧】