木村拓哉が白髪に義眼の鬼教官役「外側はお任せ」

引用元:日刊スポーツ
木村拓哉が白髪に義眼の鬼教官役「外側はお任せ」

木村拓哉(47)主演のフジテレビ開局60周年特別企画の2夜連続ドラマ「教場」(来年1月4、5日午後9時)の制作発表が18日、都内で行われた。

木村が演じるのは白髪で右目が義眼の警察学校の冷酷なカリスマ教官・風間公親。原作は13年「週刊文春ミステリーベスト10」第1位の作家長岡弘樹氏の同名小説。

この日は、前編の試写が行われた。「警察学校は、適性のない人間をふるい落とす場」と考え、トラブルに見舞われた生徒に容赦なく退校届を突きつける非情な教官を演じた木村は「今日、僕も前編を見終わって、ここにいるキャストとハイタッチをさせていただきました。中江(功)監督とは、思いっきり力を込めた握手をさせていただいた。この作品にたずさわれて光栄です」と、ドラマの出来に自信を見せた。

白髪に義眼というビジュアルについては「全て他人任せ。監督とヘアメークさんに任せて、僕は座っていただけ。原作を読んだ時のイメージから感じたことを意識して脚本を読んだ。僕自身は内面を作っただけなので、外側はお任せです」と話した。

厳しすぎる教官ぶりには「フジテレビはお正月にこれをやるんだという、ある意味ジョークのような状況です。実は後半は、まだ出来上がっていないんです」。中江功監督(56)は「素晴らしい原作、計算された脚本、計算できない役者、素晴らしいスタッフに恵まれて楽しめた。後半は友情と愛と別れを描きます。6月くらいから撮影をして、まだ仕上げをやっていますが、今日見た前編も直そうというところがある」と話した。

木村は「『教場』という作品は胸を張ってお届けできる。警察官というのは、こういう授業を卒業した方のみということを分かっていただいて、現役の警察官を見かけたら声は出さなくてもいいから、ほんの少しだけ『ありがとう』と『お疲れさま』を心の中でささやいていただけたら、作った甲斐がある。後編も(中江監督に)ちゃんと作らせますので、楽しみにしていてください」と笑った。

他に工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、井之脇海、西畑大吾、冨田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平が出席した。