来年の大阪国際女子マラソン、東京五輪出場最後の1枠争いに

引用元:Lmaga.jp
来年の大阪国際女子マラソン、東京五輪出場最後の1枠争いに

2020年東京五輪、マラソン女子日本代表の最後の1枠を争う選考会のひとつ『第39回 大阪国際女子マラソン』が、2020年1月26日に開催。その記者発表会が17日に大阪市内でおこなわれ、出場表明選手のコメントが発表された。

【写真】『第39回 大阪国際女子マラソン』出場予定選手

9月の選考会・MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で5度目のオリンピック出場を目指したものの7位に敗れた福士加代子選手(ワコール)は「しつこいから、私自身が多分。チャレンジすることは間違いないので、その1枠に向かってチャレンジすることはやりますね!」と、現在37歳ながら集大成の爆走を誓う。

大阪生まれ大阪育ち、鍛え抜かれた腹筋がトレードマークの松田瑞生選手(ダイハツ)は2年前、同大会での初マラソンで優勝、その後のベルリンマラソンでも自己ベストを更新し、東京五輪代表の大本命に。しかしMGCではまさかの4位に終わり、代表には手が届かなかった。「本気で挑みたい目標なので、人生を懸けているので」と今大会に対する強い覚悟を示した。

小原怜選手(天満屋)は、2016年のリオオリンピック代表選考レース、9月のMGCと、五輪代表の座をあと一歩のところで逃してきた。MGCファイナルチャレンジで、2時間22分22秒を突破する選手がいなければ、代表に内定するという立場であってもなお「背水の陣というか、やるしかないという気持ちでやればできると思っています」と、自らの力でオリンピックの切符を掴みとるべく今大会に挑む。

9月のドーハ世界選手権で日本人最高の7位入賞を果たした谷本観月選手(天満屋)は「大阪国際女子マラソン」に初挑戦。2019年の同大会で、わずか2秒でMGC出場権を逃した阿部有香里選手(しまむら)も「大阪の借りは、必ず大阪で返します!」とリベンジを誓った。

同大会は、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで1月26日・正午から生中継。メインキャスターはフリーアナウンサーの加藤綾子。増田明美や有森裕子、高橋尚子らメダリストが解説を務める。