“産後うつ”を告白したセレブたち

引用元:ELLEgirl
“産後うつ”を告白したセレブたち

華やかなイメージとは裏腹に、 うつ病や精神疾患などの心の病気に苦しんでいることを打ち明けるセレブたちが増えている現代。中でも、産後のホルモンバランスや生活スタイルの急激な変化により、“産後うつ”に悩まされた経験のあるセレブたちの勇気ある告白をご紹介。


“産後うつ”を告白したセレブたち


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ダイアナ妃

ダイアナ妃は1995年のインタビューのなかで、産後うつについてこのように語っている。「私は、これまで誰もが話題にしなかった産後のうつ病で苦しんだ。大変な時期だった。朝起きてもベッドから出たくなくて、周りから誤解されているように思い、自分をダメな人間だと感じた。誰も私の話を聞いてくれなかったし、自分でもそう思いこんで、色んな問題が起こり始めた。例えば、自分のなかで大きな苦しみがあって誰かに助けを求めても、それが間違った方法だったりする。普段からメディアに囲まれていたせいで、周りからはオオカミ少年のようにアテンションが欲しいだけだと思われた。自分のことが嫌いになって、こうしたプレッシャーに上手く対応できないことを恥かしいことだと感じるようになったの」


“産後うつ”を告白したセレブたち


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アデル

「私はちょっとしたことでうつ病を繰り返しているの。息子を出産した後はひどい産後うつになって、とても怖かった。人に話すことに抵抗があって、誰にも話せなかった。4人の友人も同じような経験をしていて、みんな産後うつを恥ずかしいことだと感じていたわ」


“産後うつ”を告白したセレブたち


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クリッシー・テイゲン

クリッシー・テイゲンは産後うつと診断されたことをオープンにしている。
「すべてが素晴らしいのに、なぜこんな気持ちになるの? それを受け入れるのは大変だったし、たいしたことじゃないかのように話すこともできなかった。ベッドから出て、時間どおりに支度をすることがとても苦痛だった。腰は痛むし、肩や手首までも痛んだ。食欲もなかった。食べることが大好きだったのに、ほんの少しの食事で二日間を過ごすこともあったわ。大変だったのは、周りに対してとても短気になったこと。こんなことが自分の身に起こるなんて思いもしなかった。私は素晴らしい人生を送っていたのに。夫のジョン、母、そしてベビーシッターに必要なことはすべてヘルプしてもらった。それでも産後うつは避けられなかった、コントロールできなかったの。自分がわがままで嫌な人間で、おかしなことを言っているように思えて、打ち明けるまでに時間がかかった。こうして打ち明けたのは、これは誰にでも起こりうることだから恥かしいと感じたり、孤独になる必要はないと知ってほしいから。産後うつを完全に理解しているつもりはない、それぞれの人にとって症状は違うから。でも、ただひとつ確かなことは、誰かに打ち明けることで楽になれるということよ」


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ブルック・シールズ

著書のなかで、ブルック・シールドは周りに助けを求めるよう書いている。
「もし自分が産後うつだと感じたり、それに通じる傾向があるなら時間をムダにしないで! すぐに助けを求めること。恥ずかしがらずに、自分の感情を軽視しないで。悪くなる前に対処すべき。産後うつは治療可能だし、乗り切る方法はたくさんある。きちんと学んで自分の感情を誰かに話すことはとても大切よ。黙っていては治らないし、さらにひどくなってしまう」

(Translation & Text: You Hirano From: ELLE.com)