ハーヴェイ・ワインスタインの泣き言インタビューを女性たちが猛批判

引用元:ELLE ONLINE
ハーヴェイ・ワインスタインの泣き言インタビューを女性たちが猛批判

先週新聞「ニューヨークポスト」のインタビューに答えたハーヴェイ・ワインスタイン。「自分が忘れ去られているように感じる」とコメント、映画人として今後も評価されるべきだと訴えている。「私はどんな映画製作者たちも敵わないくらい、たくさんの女性に関する映画を作ってきた」「私は30年前の話をしているんだ。女性の映画が流行りになっている今の話をしているわけではない。女性に関する映画を初めて作ったのは私だ。私はパイオニアなんだ」と話し「私の作品は忘れ去られている」。自分は女性たちの物語を映画にした人物として認め続けられるべきだと主張した。


ハーヴェイ・ワインスタインの泣き言インタビューを女性たちが猛批判


脊椎の手術を受け、今は歩行器を使わないと歩けないという。ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)GETTY IMAGES

このインタビューが公表された数時間後、被害者の女性たちが声明を発表。「ワインスタインは最近のインタビューで自分は人々から忘れ去られたくないと語っている。彼が忘れられることはありません。何物にも値しない、すべてを奪った性的搾取者、悔い改めない虐待者として忘れられることはないでしょう」「私たちはこの搾取者が虐待の歴史を書き換えようとするのを拒否します」。

最初にワインスタインを告発した女性の1人である女優のロザンナ・アークエットもTwitterで彼を非難している。「私がワインスタインに『私はそういう女ではない』と告げたとき、彼が私に『大きな間違いを犯している』と言ったことを私は一生忘れない」と彼から性的関係を要求されたときのことを綴っている。「あなたは多くの人のキャリアを脅し、破壊した。そしてまだ人から同情してもらおうと思っている」とも。


ハーヴェイ・ワインスタインの泣き言インタビューを女性たちが猛批判


ロザンナ・アークエット(Rosanna Arquette)GETTY IMAGES

先週、ワインスタイン側が被害者の女性たちに総額2,500万ドル(約27.4億円)の和解金を支払うことで合意したと報じられた。和解金は保険会社が支払う予定で、ワインスタイン本人は負担しない。これには多くの女性セレブや性的虐待撲滅のために活動している組織から「罪を償わさせるべき」と批判の声が上がっている。この和解金が裁判所によって認められれば、ワインスタインに対する訴えの大部分が解決を見ることになる。告発当初から虐待や暴行を否定し続けているワインスタインが、このまま罪に問われないまま終わるのか注目したい。