同級生なのに「友達の期間が無いんです」BURNOUT SYNDROMES バンド結成の経緯

引用元:TOKYO FM+
同級生なのに「友達の期間が無いんです」BURNOUT SYNDROMES バンド結成の経緯

BURNOUT SYNDROMESが、12月16日(月)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。バンドを組んだ経緯について、パーソナリティ・とーやま校長の質問に答えました。

とーやま校長:中学1年生のときにバンドを結成しているんですね? クラスは?

石川大裕(Ba&Cho):1年生のときに、石川と熊谷が一緒やったんです。1年4組やったんです。1年4組は……受験して入っているので、(各クラスとも)学力がまんべんなく分けられているんですよ。でも僕と熊谷のいたクラスが、むちゃくちゃアホになっていって……。

とーやま校長:はい(笑)。

石川:全体で200人いたんですけど、50位以内に4組が1人もいないっていう快挙を成し遂げたあと……。

とーやま校長:快挙?!(笑)。

石川:“逆”快挙を成し遂げたら(笑)、(その後は)1回も同じクラスにならなかったですね。「この2人がいたらアホになるから」って(笑)。

とーやま校長:離されたんだ!(笑)。 廣瀬先生はどこで?

石川:僕と小学校が一緒なんですよ。

廣瀬拓哉(Dr&Cho):ただ、1回も同じクラスになったことはなくて。僕の認識としては、石川くんは“ドッチボールの敵だった人”っていうイメージしかない……(笑)。

石川:僕は“足が速いヤツ”のイメージ(笑)。

とーやま校長:(笑)。それが、15年くらい前の話でしょ?

石川:廣瀬くんにいたっては、小学生からだから……。

廣瀬:6歳からだから、20年くらいですね。

とーやま校長:3人が話をしたのも中1?

石川:そうですね。そのときには、すでにメンバーでしたね。僕ら、“友達”の期間が無いんですよ。

とーやま校長:ん?!

石川:普通、仲良くなって「バンドやろうぜ!」じゃないですか。僕、目を見た瞬間に「バンドやろうぜ!」やったので。

熊谷和海(Gt&Vo):怖いですよね(笑)。

とーやま校長:それは、何をもって……?

石川:熊谷くんは、クラスでひときわ異彩を放っていたんですよ。やっぱりオーラがあって。で、喋った瞬間に「めっちゃ声低いやん」って思って。

とーやま校長:まぁ、石川先生も……。

石川:僕も低いんですけど、「聞いたことのない声やな」って思ったんです。それでむっちゃ印象に残っていて、体育の時間に「バンドやろうぜ!」って。

とーやま校長:いきなり言われたわけですよね?

熊谷:いきなりでしたね。

とーやま校長:それで、熊谷先生は何て言ったんですか?

熊谷:「いいよ」って(笑)。

とーやま校長:(笑)。え? ギターはやってたんですか?

熊谷:何にもやってないです。

石川:だって、バンドとか聴いたこともなかったですからね。アニソンくらいしか……。

熊谷:聴いたことがあるのは、60年代アニソンと鬼束ちひろでしたね(笑)。

とーやま校長:ふり幅! それで2人がバンドをやることになって……廣瀬先生は?

石川:やっぱドラムというのはですね、中学生にはなかなかハードルが高いんですよ。

とーやま校長:まぁ、ギターとベースは家にある人がいるかもしれないけど。

石川:そうですよね。しかも、ヒマなヤツじゃないとダメなので(笑)。それでゲームセンターに探しに行きましたら、小学校時代の同級生がいまして、“ドラムマニア(DrumMania)”を叩いていたんです(笑)。「コイツは練習場まで完備しているな!」と。

とーやま校長:そんなつもりでやってないでしょ!(笑)。

廣瀬:もちろん! ただただ趣味でやっていたのに(笑)。

石川:そこでBUMP OF CHICKEN先生の『天体観測』を、フルコンボで叩いていたんです。それで「お願いします!」と。

廣瀬:その前には「小学校のときの同級生じゃん!」とかもなく、普通に「お前、ドラムやれ!」って言われて(笑)。

石川:「まずは、スティックを買いに行きましょう」って。

廣瀬:そうそう! スティックを買わされて……。

とーやま校長:その足で?! 「ちょっと待って!」とはならなかったんですか?

廣瀬:なりましたよ! なりましたけど、楽器屋に連れて行かれてスティックを買わされて、「もう逃げられない……!」って思って(笑)。

とーやま校長:すごいな! なにこの始まり……(笑)。

石川:目覚まし時計の、ジリリリって鳴るところがあるじゃないですか。あそこをシンバルとして叩いていました(笑)。

熊谷:家では叩けないからね。

とーやま校長:へぇ~(笑)。

熊谷:(スネアドラムが)少年ジャンプ、(タムタムが)少年ジャンプ、(フロアタムが)少年ジャンプ、(シンバルが)ベルでしたね(笑)。

とーやま校長:(笑)。それが中1?

石川:中1ですね。

とーやま校長:じゃあもう、人生の半分くらいは一緒にいますけど、ここまでやってきて「この仲間でやってきたから良かったな」とかありますか? 他のバンドなら、もっと大人になってから出会って、解散を経て……とかじゃないですか。

石川:なんですかね……「すごくバランスがいいね」と、言っていただけることは多いんですけど。自分らとしたらこのバランスでしかやっていないから、あまり気づきはしないんですけど……。僕ら、3人のグループLINEがあるんですけど、そこでは全部敬語なんですよ。

熊谷:『ありがとうございます』とか(笑)。

石川:『〇〇の件、よろしくお願いします』とか。でも、会ったら「うぇーい」みたいな(笑)。

とーやま校長:それはどういうルール?

熊谷:たぶん、僕が始めたんだと思います。文章って誤解されやすいんですよ。タメ語で言ったりすると……。

とーやま校長:いやでも、中1とか小学校からの知り合いだったら、そこの雰囲気はくみ取れるでしょ?

熊谷:いや、そこまで仲良くないから!(笑)。

石川:(笑)。いい距離感を保ち続けるのが、バンドが続く秘訣かな、とは思います。

熊谷:なんかね、メールが誤解されやすいと気づいたときがあったんです。その一環で、LINEも全部敬語にしたんですよね。

とーやま校長:じゃあ3人は、違和感はないんだ?

石川:バンドのことを話すときだけは、敬語なんですよ。

熊谷:仕事ですからね。

とーやま校長:へぇ~。

石川:バンドのこと以外やったら、「明日、〇時に集合“です”」、「OK!」みたいな。

熊谷:でも、バンドのこと以外で集合することもないんです(笑)。

全員(笑)。

廣瀬:しかも今、「です」って(敬語で)言ってたしね(笑)。

石川:えっホンマに?(笑)。