小暮哲朗、信奉者増でファミリーコンサートを来年3月開催、70歳のシンガー・ソングライターの野望

引用元:オリコン
小暮哲朗、信奉者増でファミリーコンサートを来年3月開催、70歳のシンガー・ソングライターの野望

 全国のコミュニティFMへのゲスト出演も遂に1200回超え。今やコミュニティFMでは親しみをこめて“哲ちゃん”の愛称で呼ばれるまでになったのがシンガー・ソングライターの小暮哲朗だ。

【写真】ラジオブースで楽曲への想いを語る小暮哲朗

◆「1200回というのは自分でも凄い回数」

 彼は、2004年に発売したCDシングル曲「REMEMBER」を大ヒットさせたいと、今でも執念で売り込み続ける。
 宣伝のための資金力を持たない彼が楽曲のアピール場所として積極的にアプローチしているのが、各地のコミュニティFMだ。これまでに約1200回、年平均80回近くのゲスト出演を決めてきた。

「ゲストに入れてもらうためには、何かしらのトピックスが必要です。さまざまなイベントやディナーショーを組んだりしながら、ゲストに出してもらえる機会を作ってきました。とはいえ、1200回というのは自分でも凄い回数になったと感じます」(小暮/以下同)

 60回超の和歌山県白浜町のFMビーチステーションを頂点に、50回の京都府綾部市FMいかる、40回の埼玉県鴻巣市FMフラワーラジオ、山口県萩市FMななこ、北海道小樽市FM小樽が続く。どの局も温かく彼を応援してくれている。
 じわじわとではあるが、「REMEMBER」も人気が広がりつつあり、カラオケで歌われる回数も毎年上昇しているという。

◆プロデュースした12組の歌手が集合、小暮ファミリー総結集のコンサート

 アーティスト活動を長く続けることで、意外な広がりを見せているのが、彼自身への音楽制作プロデュース依頼の増加だ。
 群馬、埼玉周辺では、若手の音楽シーンの波に乗れない中高年のCD制作希望者の中で、小暮哲朗の名前が浸透し、彼にオリジナル作品を作ってもらいレコ―ディングするケースが増えつつある。

「それぞれの希望者の意向を聞きながら、イメージに合った作品を提供しているので、大変喜ばれて2枚目につながるケースも出ています。こうして私にプロデュース依頼が来るようになったのも、続けてきたからだと思い、さらに続けようという意欲につながっています」

 来年の3月には、彼にCDプロデュースを依頼してきた人たちが一堂に会して群馬でイベント行うことも決定した。
 12月19日には前哨戦として小暮自身のコンサートを群馬県・前橋文学館で開催する。このコンサートも40回を超えた。定例となったこのコンサートを楽しみにしているファンも多い。

「それぞれのコンサートで、異なった企画にします。特に3月のコンサートは、私がプロデュースした12組の歌手のみなさんが全員集合して、小暮ファミリー総結集のコンサートになります。今から楽しみにしているんです。今後の目標としては、自分の歌をヒットさせることはもちろんですが、こうやってたくさんの小暮ファミリーが増えていき、ゆくゆくは全国展開になってくれればいいですね。その日まで、まだまだ全力で歌い続けますよ」

【コンサート情報】
「小暮哲朗 前橋文学館第40回記念スペシャルコンサート」
日時:12月19日(木)18時開演
場所:群馬県・前橋文学館
ゲスト:柳沢あつお、小林純子

「小暮哲朗コンサートwithファミリー」
日時:令和2年3月28日(土)14時開演
場所:群馬県・ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
ゲスト:12組の小暮ファミリー