賀来賢人でコケた「日テレ日曜ドラマ」…清野菜名&横浜流星で復活なるか

賀来賢人でコケた「日テレ日曜ドラマ」…清野菜名&横浜流星で復活なるか

 10月期の連ドラ戦線は、米倉涼子(44)主演の「ドクターX~外科医・大門美知子~」(テレビ朝日=木曜夜9時)が平均18%台でぶっちぎったが、2019年の連ドラで最もインパクトを残したのは、4月期と9月期の2クールにわたって放送された「あなたの番です」(日本テレビ=日曜夜10時30分)だろう。

「日テレ日曜ドラマ枠は18年10月期の『今日から俺は!!』が話題となり、続く19年1月期の『3年A組~今日から皆さんは、人質です~』も最終回で15%超。その流れの中で異例の“2クール(半年間放送)ドラマ”として始まったサスペンスです」(テレビ誌ライター)

 その「あな番」は、放送開始当初こそ否定的な意見も多く、1クール目は平均7%台。

「それが2クール目以降、ネット上で犯人探しなどの“検証”をきっかけに盛り上がり、最終回には20%に迫る好結果に。『日テレ日曜ドラマは刺激的で面白い』という印象づけに成功しました」(前出のテレビ誌ライター)

 ところが、「あな番」に続いた今期の「ニッポンノワール」は、「今日俺」の賀来賢人(30)を主演に、「3A」の後日談的な作品という触れ込みながら、平均6%台と、低調のまま。

「それでも“視聴率狙い”の姿勢とは明らかに一線を画していたと思います」と支持するのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏だ。

 ただ、その日曜ドラマ枠は、来年1月から系列の読売テレビ制作枠に移管される。初回作は1月12日にスタートする清野菜名(25)&横浜流星(23)のW主演「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」。

 前出の亀井徳明氏は、「“新生”日曜ドラマ枠で『今日俺』の清野と、『あな番』の横浜の2人を引っ張り出せたのは、この枠のファンとしてはうれしいはず」と、こう続ける。

「この枠の近作でインパクトを残した清野と横浜が“囲碁棋士”と“メンタリスト”という設定でバディーを組み、世の中の“クロ”を“処刑”していく……脚本は18年放送の『ブラックスキャンダル』(読売テレビ)の佐藤友治氏ということで、1980年代の『ザ・ハングマン』的な爽快感も期待できます」

 読売テレビに移管される“日テレ日曜ドラマ”は、まあ、視聴率はさておき、「今日俺」と「あな番」ファンをきっちりつかみ、新たな日曜夜のお楽しみとなれるか。