「同期のサクラ」激動の10年がついに完結!椎名桔平演じる副社長は敵か味方か…18日最終回

引用元:スポーツ報知
「同期のサクラ」激動の10年がついに完結!椎名桔平演じる副社長は敵か味方か…18日最終回

 高畑充希(27)主演の日テレ系ドラマ「同期のサクラ」(水曜・後10時)が18日の放送で最終回を迎え、サクラ(高畑)と同期たちの激動の10年の物語が完結する。

 同作は遊川和彦氏が脚本を手がけたオリジナルで、17年7月期の同局系「過保護のカホコ」の制作チームが再集結した作品。故郷の島に橋をかけるという夢を持ち大手ゼネコン会社に入社した、そんたくできない主人公・サクラと、同期社員の10年間が1話ごとに1年ずつ進行する展開する。

 11日に放送された第9話のラストシーンでは、サクラの元上司で花村建設の副社長の黒川森雄(椎名桔平)が突如「俺の下で働かないか、北野?」と、花村建設から解雇されたサクラを再び会社に呼び戻した。

 ドラマ放送初回から第6話までは、花村建設の人事部長だった黒川は、第7話では常務に、第8話では専務に、そしてついには副社長まで昇りつめている。人事部長時代、黒川はのらりくらりと雑務をこなしながらも、デスクで「もしドラ」などその時代のベストセラーを常に読んでいるイメージが強かった。しかし、これまでのサクラの人生は、常に黒川に振り回されてきた。サクラを花村建設に採用したのも黒川であれば、土木志望にも関わらず人事に配属したのも黒川、社史編さん室に異動させたのも黒川、子会社に出向させたのも黒川、解雇したのも黒川、また再雇用したのも黒川と、サクラの会社人生のすべてのポイントに必ず、黒川が現れる。

 最終話では、会社の未来に危機感を抱いていた黒川が、サクラに「新しい発想と熱い情熱を持って上に逆らってもチャレンジする人材が必要なのだ」と新規プロジェクトのリーダーに復職したばかりのサクラを任命する。

 黒川は今までの彼女の失敗の原因は頑固で融通がきかないことではなく、「力がないからだ」と教える。新しく着工する橋の重役会議に黒川と共に出席したサクラは、橋のデザインと安全面に関する“そんたくなし”の真っすぐな意見を述べて、早速重役たちの不信感を買う。しかし、副社長の黒川がサクラの意見に同調した途端、風向きが変わる。

 サクラは、“力”を持っていれば今までむげにされてきた「正しい意見」がきちんと通せることを目の当たりにする。さらに黒川が組織の問題点を指摘し、サクラは、自分が自分らしくあるためには力を持つしかない、と徐々に黒川に感化されていく。

 社会人として生きていくうえで、一番大事なものは果たして何なのか。それは権力なのか。「力」を与えられたサクラが一番最後にたどり着いた答えとは。

 黒川がサクラを呼び戻した理由も、最終話の中で明らかになる。黒川は果たして敵なのか、味方なのか。

 ◆第10話あらすじ 

 2020年3月。サクラ(高畑充希)は花村建設の副社長となった黒川(椎名桔平)の誘いの下、会社に復帰する。“力”があれば自分らしさを貫けるという黒川の理念に感化され仕事に没頭するサクラは、次第に同期からの悩み相談も疎ましく感じるようになる。自分を心配して集まった同期と衝突したサクラを待っていたのは、これまでに経験したことのないような仕事への高揚感と、本当の“孤独”だった。サクラと同期たちの激動の10年がついに完結する。

報知新聞社