デイジー・リドリーが大先輩のキャリー・フィッシャーに聞きたかったこと

引用元:IGN JAPAN
デイジー・リドリーが大先輩のキャリー・フィッシャーに聞きたかったこと

真に伝説級のスターと共演する機会に恵まれる俳優は少ない。「スター・ウォーズ」続三部作(シークエル・トリロジー)に出演するデイジー・リドリーは、そんなスター、しかも1人ではなくキャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、ハリソン・フォードら複数のスターと共演する機会に恵まれた。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のプロモーションで来日したデイジーは、IGN JAPANのインタビューで映画界のレジェンドから何を学んだか、聞けなくて後悔していることはあるかを明かした。
デイジーはフィッシャーらにあまり多くの質問をするのはためらわれたため、アドバイスは間接的に得るようにしていたという。

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「私たちは、直接言われたことよりも、彼ら(フィッシャーら)の振る舞いからより多くを学んでいたと思います」とデイジー。「それに私は『100個くらい質問したいことがあるんだけど、いいですか?』と言えるタイプではないので、クールぶって『(有名人の周りにいても)全然平気です。気にしてません』って顔をしてました。ですから、今思うとキャリー、ハリソン、マークに聞きたかったことはあるんですが、当時は鬱陶しいと思われたくないという気持ちが邪魔をしていました」
彼らにどんなことを聞いてみたかったかを尋ねると、彼女は「わからないですけど、実際にどうだったか、でしょうか。私たち(新しいキャスト)がいま経験していることが、彼らにとってはどうだったか。一般的なことや、人生に関するシンプルな質問ですね。(オリジナル三部作を)終えたあと、どうだったか。ずっと友達だったのか、映画を撮り終えたあとも連絡を取り合っていたのか、撮影はどうだったか、とかね。それは聞いたことがないので、知らないんです――撮影ではとても楽しんでいるように見えたけど、実際はどうだったんだろう。そういったことを聞きたかったですね」と答えた。
なかでもデイジーはフィッシャーを女優としてのお手本のように感じているという。彼女は雑誌の企画でフィッシャーにインタビューをされたときのことを振り返り、「彼女は(『ジェダイの帰還』で)他の人がやらなくて済むように、金色のビキニを着ることにしたというような意味のことを言っていました」。このフィッシャーのコメントは、デイジーに強い印象を与えたようだ。
「私はいつもそのことに感謝しています。彼女が道を切り開いてくれたので、私はそれを経験しなくてよかったということに。『スター・ウォーズ』のかっこいいヒロインといったら彼女のことで、彼女がやってくれたことが私やケリー(・マリー・トラン)、ケリー(・ラッセル)、ナオミ(・アッキー)への道を作ってくれました。そして彼女はユーモアがあって、謙虚で、そして賢かった。彼女のそういうところをとても尊敬しています。私はとても同じレベルではありませんが、理想と言いますか……彼女は『私もなにか理由があってここにいるんだ』、『我々の言葉は意味を持つんだ』と、彼女のようになりたくさせてくれました」

今後、自分がフィッシャーのような立場となり、スター・ウォーズの新しいキャストからアドバイスを求められたら? 「スター・ウォーズ」が自分の人生にどれだけ良いことをもたらしてくれたかを伝えたいとデイジーは話している。
「『本当に楽しい時間を過ごしたんだよ』と伝えたいですね」とデイジー。「この役を手にすることができて本当に、本当にラッキーだと思っています。こんなに良い時間を過ごすことができて、とても幸せです。それも周りの人々が素晴らしい人々だったからです。ほとんどの点において、私の人生に起きた一番素敵なことでした。仕事という意味でもパーソナルな意味でも、最高でした」
「『スター・ウォーズ』が終わったあとどうなるかは、まだ経験していないのでなんとも言えないですね。でも、とてもポジティブな体験だったということは心から言えます。みんなとは30年後もずっと友達でいられたら良いなと思います。きっとそうなると思います」

仲間というテーマは「スター・ウォーズ」シリーズ全体にも通じる 。 「だから『スター・ウォーズ』は素晴らしいのだと思います」とデイジー 。 「レイは素晴らしいキャラクターで、とても良い資質をたくさん持っています 。 彼女はヒーローなんです 。

デイジー・リドリーが大先輩のキャリー・フィッシャーに聞きたかったこと – Part 2

でもレイは、フィンなしでは語れないし、フィンはポーなしでは語れない 。 ライトサイドには常に、仲間と一緒という美しいテーマがあります 。 面白いことに、本当に独りなのはカイロ(・レン)だけなんです 。 怒りや悲しみ、孤独というものはレジスタンスにはなく、彼らは仲間に頼ることができる 。 みんなが協力して、善のために戦っているのです」
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は12月20日公開 。 本作についてもっと知るには、J・J・エイブラムス監督がレイア・オーガナ、皇帝パルパティーン、デス・スターについて語った記事、続三部作への一部のファンの不満にコメントしたという話を読もう。

Daniel Robson