岩田豊雄 / 獅子文六の貴重な資料がズラリ、「没後50年 獅子文六展」開催

岩田豊雄 / 獅子文六の貴重な資料がズラリ、「没後50年 獅子文六展」開催

神奈川・神奈川近代文学館にて、企画展・収蔵コレクション展18「没後50年 獅子文六展」が開催中だ。

【写真】牧村健一郎著「評伝 獅子文六」(筑摩書房)文庫版の書影。(メディアギャラリー他3件)

獅子文六は、「悦ちゃん」「自由学校」「てんやわんや」などを手がけた昭和の小説家。本名の岩田豊雄としては、文学座の創設に関わった人物として知られる。12月7日から開催中の「没後50年 獅子文六展」では、「獅子文六文庫」の資料から、彼の滞欧観劇ノートや原稿、写真など貴重な資料が展示されている。

また2月29日には記念イベントとして「トークとライブ 牧村健一郎×曽我部恵一『発見・昭和の大衆モダン文学―獅子文六という作家を知っていますか?』」が開催されるほか、「文芸映画を観る会」と題し、獅子が原作を手がけた2本の映画を紹介。1月17・18日には阿部豊監督「青春怪談」、2月7・8日には堀池清監督「青空の仲間」が上映される。

「没後50年 獅子文六展」は3月8日まで。年末年始を含む休館日詳細は公式サイトで確認を。

■ 企画展・収蔵コレクション展18「没後50年 獅子文六展」
2019年12月7日(土)~2020年3月8日(日)
神奈川県 神奈川近代文学館