「麒麟がくる」代役・川口春奈が初コメント

 来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(1月19日スタート、日曜後8・00)で、麻薬取締法違反罪で起訴され、今月6日に保釈された女優・沢尻エリカ被告(33)の代役を務める女優・川口春奈(24)が13日、同局を通じて初コメントを発表した。

 「時代劇は初挑戦で、帰蝶という役柄を大切に、大胆かつ丁寧に、そして芯のある様を全身全霊で演じさせて頂いています」

 俳優の長谷川博己(42)が主演を務める大河ドラマ59作目。第29作「太平記」(1991年)を手掛けた池端俊策氏(73)のオリジナル脚本で、大河としては智将・明智光秀を初の主役に据え、その謎めいた半生にスポットを照らす。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」だった時代から始まり、それぞれの誕生を丹念に描く。

 川口は主人公・明智光秀(長谷川)の主君・斎藤道三(本木雅弘)の娘で、後の織田信長(染谷将太)の正妻となる帰蝶(濃姫)を演じる。

 沢尻被告の逮捕(11月16日)を受け、川口の代役決定は11月21日に発表。NHKは「確かな演技力があり、戦国武将の娘としての気高さと強さを表現していただけると考えた」と起用理由を説明した。

 11月26日には、当初の1月5日から初回放送日を2週間延期すると正式発表。川口の本格的な撮影は今月3日にスタートした。