梅宮さん「もうドラマやんねーぞ」から一転「台本もってこい」『やすらぎの刻』覚悟の出演だった

引用元:中日スポーツ

 俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお、本名辰雄=たつお)さんが12日、慢性腎不全のため81歳で死去した。

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 梅宮さんの遺作となったのは、テレビ朝日系連続ドラマ「やすらぎの刻~道~」(月~金曜午後0時30分)。石坂浩二(78)が演じる主人公・菊村栄の父役で出演していた。12日の放送の最後、「本日12月12日、梅宮辰夫さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」とテロップが流れた。

 週に3回の透析治療を受けていたため、梅宮さんは当初「もうドラマはやんねーぞ」と言っていたそうだが、脚本の倉本總さんから同作への出演依頼があったことをスタッフから明かされると「台本を持ってこい」と指示。満身創痍(そうい)の中、出演を決意し、スタッフ相手に台本読みを繰り返していたという。