『スカイウォーカーの夜明け』間もなく公開!主人公で振り返る『スター・ウォーズ』の物語<アナキン編>

引用元:Movie Walker

シリーズの完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、いよいよ12月20日(金)に日米同時公開となる!スカイウォーカー家の“愛と喪失”の物語を描く本シリーズ。壮大なサーガを締めくくる本作を「待ちきれない!!」というファンも多いはず。そんな「スター・ウォーズ」シリーズの物語を、3人の主人公の視点から振り返っていきたい。今回は、ジェダイの寵児でありながら、ダークサイドに堕ちていった『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(99)から『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)の主人公アナキン・スカイウォーカーだ!

【写真を見る】奴隷の少年アナキンが悪の象徴“ダース・ベイダー”に堕ちるまでを振り返り(『ファントム・メナス』)

※※※ネタバレあり!※※※

■ 少年アナキンの運命を変える出会い

辺境の砂漠の惑星タトゥイーンで、奴隷である母シミの一人息子として生まれ育ったアナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)。幼少期に、この星にたまたま立ち寄った、ジェダイの騎士クワイ=ガン(リーアム・ニーソン)とその弟子オビ=ワン・ケノービ (ユアン・マクレガー)、惑星ナブーの女王パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)と出会い、ジェダイとしての素質を見いだされる。修業のためアナキンは、唯一の肉親である大好きな母のもとを離れ、広い宇宙へ旅立つことに。

■ 青年に成長したアナキンの禁断の恋

その10年後、青年に成長したアナキン(ヘイデン・クリステンセン)は、見習いジェダイとして、亡きクワイ=ガンに代わり師となったオビ=ワンと共に共和国の平和を守るため戦っていた。そんなある日、彼は初恋相手のパドメと再会。任務を通じて急接近したアナキンとパドメは、愛を育んでいく。「執着心を抱かないよう人を愛することを禁ずる」というジェダイの掟を破り、アナキンはパドメと極秘結婚してしまうのだ。

■ アナキンにダークサイドの魔の手が…

輝かしい戦歴を重ね、ジェダイとして充実した日々を送るアナキンは、妻パドメの妊娠を知り、幸せの絶頂を迎える。しかし、同じころパドメが死んでしまう不吉な夢を繰り返し見ていた。そんなアナキンに、暗黒卿ダース・シディアス(イアン・マクダーミド)が「妻を死から救う術を教えてやる」と持ちかける。

■ “ダース・ベイダー”誕生

しだいに共和国やジェダイ評議会に対して、不信感を募らせていったアナキンは、ついにジェダイに反旗を翻してしまう。溶岩の噴き出る惑星で、兄弟同然のオビ=ワンと直接対決を迎える。死闘の末、全身大やけどを負ったアナキンは一命を取りとめるが、パドメは双子の赤ん坊・ルークとレイアを出産したのち、息絶えてしまう。すべてを失ったアナキンは、シディアス卿の右腕“ダース・ベイダー”として悪の道へと進むこととなる…。

■ そして物語は『スカイウォーカーの夜明け』へと続く…

シリーズの生みの親ジョージ・ルーカス自身が製作総指揮&監督を務めたエピソード『ファントム・メナス』~『シスの復讐』。愛によって引き裂かれていくアナキンの悲劇の物語は、大迫力のポッドレースやバトル、リアルで精巧なクリーチャーたちなど、当時最先端のVFXを駆使した見どころも満載。そして、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最後の決戦を描く『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』へとつながる。

世代を超えた“光と闇の戦い”は、祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぐカイロ・レン、“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーの強い意志を受け継ぎ、類まれなフォースを覚醒させたレイへと引き継がれていく。そして、R2-D2、C-3PO、BB-8らドロイドと共に銀河の自由を求めて戦い続ける、生きる英雄レイア、天才パイロットのポー・ダメロン、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち…。さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンも『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83)以来の再登場を果たす。

果たして、彼らを待ち受ける運命とは?そして、いかなるエンディングを迎えるのか?驚きと感動に満ちた最新作の公開前に、伝説の幕開けであるアナキン編をぜひおさらいしてみて!(Movie Walker・文/トライワークス)