錦野旦が号泣「たった1人のアニキが逝っちゃった」梅宮さん“スターつながり”で一番かわいがる

引用元:中日スポーツ

 俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお、本名辰雄=たつお)さんが12日、慢性腎不全のため81歳で死去した。

【写真】ギャングにふんする松方弘樹さんと梅宮辰夫さん

 梅宮さんが同じ“スター”として弟子のように一番かわいがっていたタレントの錦野旦(60)は12日、梅宮さんの遺体と悲しみの対面を果たした。弔問に訪れた後、目元をぬぐいながら取材陣に対応。「芸能界ではたった1人のアニキが逝っちゃったことが…」と言葉を絞り出したが、「すみません」と言って声を上げながら泣いた。

 梅宮さんとは1982年公開の映画「制覇」などで共演。思い出は約30年前、戦争映画の撮影で訪れた台湾ロケだという。梅宮さんが「面白いものを食べに行こうと。それでヘビとかゲテモノを食べよう」と言ったのが後に師弟関係を結ぶ契機となった。

 梅宮さんは人工透析中に、テレビ朝日系「徹子の部屋」で錦野が足を高く上げる場面を見て「若いなぁ。俺もあんなに上がったらなぁ」とうらやみながらも、まな弟子の活躍に目を細めていたという。

 最後に会ったのは、今年3月15日の梅宮さんの誕生日会。「みんなでふぐを食べながら(梅宮さんが)『旦、これが最後かもしれないな』と。『何でそんなこと言うんですか。元気じゃないですか!』って言ったんですけど、それが最後でした」と唇をかんだ。