THE BEAT GARDEN「みんなが自慢できる存在に」2020年に懸ける4人の想い:インタビュー

引用元:MusicVoice

 大阪で結成された3Vo+1DJのボーカルグループ・THE BEAT GARDENが12月4日、9枚目のシングル「Snow White Girl」をリリース。白雪姫をモチーフに冬をテーマに書かれ、今までのTHE BEAT GARDENにはなかったテイストのミディアムアップチューンに仕上がった。インタビューでは、「白雪姫」をテーマにメンバーへの大喜利もあったという表題曲「Snow White Girl」の制作についてや、インディーズ時代の想い出を綴ったカップリング曲「エピソード」の背景に迫った。【取材・撮影=村上順一】

「白雪姫」で大喜利!?

――新曲の「Snow White Girl」は冬のバラードですが、どんな作品にしたいと最初思ったのでしょうか。

U ウィンターソングで開けたメロディの曲を作りたいというのがありました。リズムはブルーノ・マーズの「Just The Way You Are」をリファレンスにしたんですけど、こういったリズムのミディアムアップな曲は今までの僕らにはないなと思って。

――リファレンスがあったんですね。

U 今回珍しくありました。ディレクターさんからの提案だったんです。

――作曲はUさんとMASATOさんの共作ですが、どのように作っていったんですか。

U 最初は僕がメロディを書いたんですけど、REIと一緒に聴いていたら、「このメロディどこかで聴いたことありますよね?」と言われて。それはまずいなと思って。

REI どこかで聴いたことあると思ったら、前にMASATO君が持ってきた曲のサビと似ていたんです。

MASATO 僕は全然覚えていなかったんですけど。Uさんから「このメロディ使ってもいい?」と聞かれまして。それでクレジットにも入れてもらえて。

U そこから歌詞を書いたんですけど、MASATOもそこから更にメロディをブラッシュアップしてくれて、自分から出てきたメロディではなかったんですけど、結果良かったなと思います。

――SATORUさんはこの曲を客観的に聴いて、どのような印象を持ちましたか。

SATORU 僕はこの曲を最初に聴いた時、シンプルに良い曲を上げてきたなと思いました。日常でもメロディが頭から離れないんです。今日もテレビ番組のリハーサルがあったんですけど、良い曲なので自分も後ろでずっと歌ってました。

――REIさんはこの曲にアドバイスで参加したりも?

REI いえ、今回は何も言ってないです。というのも、いつもはもっとラフなデモなんですけど、コーラスワークもUさんの方で試行錯誤して完結していて、デモが上がってきた段階で8割ぐらい完成していたんです。ほぼ完成していたこともあり、最初から聴きやすかったので、何も言うことはなかったんです。

――アレンジはどなたが担当されたんですか。

U REO君というEDM系に強いアレンジャーさんです。ポップスはそんなに経験がないみたいなんですけど、僕らもまだまだ成長過程なので、一緒に話し合いながら出来るアレンジャーさんをディレクターさんに探してもらって。トラックはオシャレなものにしたいなと思っていたので、最初はクリスマスをイメージする音も入っていなかったんですけど、歌詞が固まってきて、そのイメージに合わせてグロッケンやベルも入れたり、テンポも上げてみたりしました。

――タイトルは和訳すると白雪姫ですけど、これもUさんが?

U 僕が決めさせて頂きました。この曲を聴いて恋がしたくなったり、イルミネーションが光ってるなかを歩いた時に、ワクワクして歩けたらいいなと考えながら作っていたので、ファンタジックなタイトルが良いなと思いました。それで、本屋の絵本コーナーに行って白雪姫を見つけて、みんなにLINEで「白雪姫といえば?」と大喜利を投げつけて(笑)。その中でMASATOが「黒雪姫」というワードを出してくれて、面白いなと思って歌詞に<黒雪姫みたいな小悪魔でも>と入れてみました。タイトルはアルバム『メッセージ』で日本語のものが多かったので、英語にしたいというのもありました。

――曲作りの中で大喜利が始まることは多いんですか。

SATORU タイトルに関してはありましたけど、歌詞ではいままではなかったので、初めてのことでした。