破壊王マイケル・ベイ、フィレンツェ市長を説得!アクションシーン撮影へのこだわり

 『トランスフォーマー』シリーズなどで知られ、“破壊王”の異名を持つマイケル・ベイ監督が2日、最新作となるNetflixオリジナル映画『6アンダーグラウンド』(12月13日配信)について、日本の報道陣に向けたビデオ会見で語った。

ベイ監督史上、最もベイ監督な作品!『6アンダーグラウンド』特別映像【動画】

 ベイ監督が『デッドプール』のライアン・レイノルズと初タッグを組んだ『6アンダーグラウンド』は、過去を抹消し未来を変えたいという願望を持つ男女6人で結成されたチームの活躍を描くアクション。チームを指揮する謎のリーダー(ライアン)ら、世界随一のスキルを持つ者たちが命懸けのミッションに挑む。

 派手なカーチェイスシーンに定評があるベイ監督は、かつて車のCMを制作していたこともあり、スティーヴン・スピルバーグ監督をして「カッコいい車を撮影させたら、彼の右に出る者はいない」と言わしめた腕前の持ち主。中でも、本作の冒頭で描かれるイタリアでのカーチェイスシーンは、主演のライアンが「このオープニングシーンは、映画史に残る最高のカーチェイスのひとつ」と自負するほどの迫力である。爆破・破壊シーンなども含めると、実に750台以上の車両を使用しており、ベイ監督も「とにかくたくさんの車を破壊したよ」と自信をのぞかせる。

 「美しい、歴史的な街並みでアクションシーンを撮影するのは、本当に大変なことなんだ。関係者を説得するのはかなり大変だったよ」と笑うベイ監督は、イタリア・フィレンツェの市長に「あなたの街をズタズタにしますが、これまでの映画では観たことがないフィレンツェを描き出してみせますよ」と自信たっぷりに説得したという。また、車の撮影にこだわりを見せるベイ監督だけあって、今回も自らカメラを持ち撮影を行った。「本物の車がものすごいスピードで走るわけだから、自分でカメラを持って撮影しようと思ったんだ。俳優たちも、監督が車の中で自分たちを撮影するなんて初めてだと言っていたよ。でも車の中にいた方がすぐに指示が出せるし、その方が好きなんだ」