ASKA「いろいろあったッス」剣道でも全国ツアーを宣言

 シンガー・ソングライターのASKA(61)が10日、京都市左京区の京都コンサートホールで、CHAGE and ASKAを脱退して初めての全国ツアー「premium ensemble concert-higher ground-」の初日を迎えた。

 自身が敬愛する坂本龍馬の命日に京都で公演するのは2年連続。「狙ったわけじゃなく、関西圏で空いてたのが10日」というASKAは「ホントは11月から始めたかったけど、東京オリンピックの影響でホールの奪い合い。ウォーキング・デッドみたいなの。ご存じない? こりゃまた失礼」とおどけた。

 MCでは「ライブで苦労するのが選曲。曲が多いからね。いろいろあったッス。あったッス」と切り出し、「ソロとチャゲアスは本来分けなきゃいけない。でも、ある時期から自分が(チャゲアスの曲を)やらないと線が分からなくなるからソロでも歌ってきた」と説明。

 アンコールでは10月に東京都内で行われた北区剣道大会・一般男子60歳以上の部で優勝したことにふれ、「剣道と二刀流でやっていこうと思う。俺、強いから。全国のいろんな大会に呼ばれれば行くことになる」とジョーク交じりに、剣道でも全国ツアーを宣言した。

 クラシック界の名手によるビルボードクラシックス・ストリングス(弦楽アンサンブル)との共演による新曲「歌になりたい」や来年3月発売予定のアルバム収録曲に加え、チャゲアスの「はじまりはいつも雨」など計23曲を披露した。ツアーは来年3月20日まで14公演を予定している。