山田涼介、変装ナシでも気づかれず 蓮佛美沙子が明かす「独り言で『楽しい』と」

引用元:MusicVoice

 山田涼介、芳根京子、佐々木蔵之介、蓮佛美沙子、泉里香、濱田龍臣、平川雄一朗監督が10日、都内でおこなわれた映画『記憶屋 あなたを忘れない』(2020年1月17日公開)完成披露メモリアルイベントに登壇した。

 織守きょうや氏『記憶屋』を原作に、平川雄一朗氏が脚本、監督を務めた「忘れたい記憶」と「忘れたくない記憶」、人の「記憶」を巡るヒューマンドラマ。

 主人公の遼一を演じた山田涼介(Hey!Say!JUMP)は「1年前に撮影した作品がこうして届くのが嬉しい。感動の物語をどう皆さんが受け取られるか楽しみ。一人一人受け取り方は違うと思う」と話した。

 遼一の恋人ながらもその期間の記憶を失ってしまった杏子を演じた蓮佛美沙子は「切なかったです。記憶を忘れる前の順風満帆なこの二人には明るい未来しかないだろうなという幸せなシーンを撮った後に忘れたシーンを撮ったので。私個人としてはちょっとだけ幸せな残像があって。でも役としては忘れているから、山田君が悲しい顔しているんですよ。それが本当に個人としては強烈にせつなくて悲しくて」と語った。

 一方の山田は「デートしていた時の写真を撮ったりして、お台場行ったり、人がまだいるところで。ここはさすがにバレルと思ったところでも騒ぎにならなくて」と変装がなかった状態でも周囲にばれなかった」と語ると、蓮佛も「山田涼介いるのに誰もふりむかないという不思議なことがあって」。山田も「まだまだまだなと感じて」と回想した。

 また、その時の印象として「山田君がひとりごとで『たのしい』と言っていて。なんかよかったねと思えて」と述べると、山田は「帽子もマスクもしないでこういうところ歩けるんだと思えて嬉しかった」と率直な思いを明かした。遼一の大学の先輩で弁護士の高原を演じた佐々木からは「役を演じていたからじゃないかな?」と言われると、山田は「大学生・遼一でいたからだと思います。感謝しています」とひと時ながらも普通の学生でいられた時間を喜んだ。

 またこの日は、作品にちなみ「消したくない記憶」を発表することに。蓮佛は「20番目ぐらいの話」とすると、山田とのシーンを回顧。「撮影の待機中、携帯を触っていた山田君が突然『はとぽっぽ』を歌い出して。なんてという選曲なんだと。『気にしないでください』と言われた5秒ぐらい後に今度は『およげたいやきくん』。それを鼻歌で。なんてメルヘンな26歳なんだと。それは忘れたくない」と明かした。

 突然の告白に焦ったのは山田。「そんなことあったけな? ここで言うんじゃないよ」と照れ笑い。遼一の幼馴染 真希を演じる芳根京子からは「疲れていたからだと思います」と優しい言葉をかけられていた。