レギュラーシーズンも折り返し地点 好調・近藤誠一、もう一踏ん張りできるか/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、12月10日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、リーグ7位と苦戦が続くセガサミーフェニックスの大黒柱・近藤誠一(最高位戦)だ。

【中継映像】“千両役者”近藤誠一、大立ち回り見られるか

 魚谷侑未(連盟)、茅森早香(最高位戦)、和久津晶(連盟)という女性選手3人とともに戦う“白一点”の近藤だが、4人の中で唯一の個人プラス。チームメイトがあと一歩で勝利に届かないシーンも多いだけに、レギュラーシーズンの折り返し地点は、頼れるベテランが一踏ん張りするタイミングだ。

 踏ん張る以上に巻き返したいのは、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)。前日の2回戦に続く出場だが、巧みな打ち回しを駆使するテクニシャンも、結果に結びつかず悩ましい試合が続いている。牌運に恵まれれば、それを最大級に活かすこともできる実力はあるだけに、一撃で急浮上することも十分に考えられる。

 久しく華々しい勝利から遠ざかっているのは、TEAM雷電の黒沢咲(連盟)。昨年、対戦相手を震えさせた豪運の“セレブ打法”は健在だが、今年のMリーグの舞台では会心の出来には至っていない。高級フレンチばりに、周囲もうらやむ豪華なアガリを決められるか。

 リーグ下位からの浮上を目指す3人とは異なり、上位争いをキープしているKADOKAWAサクラナイツからは最年長・沢崎誠(連盟)が出場する。一時は1人で+300ポイントに届くかという勢いだったが、直近の戦いではややペースダウン。とはいえ、9万点超の特大トップもあったように、勝ち出したら止まらない脅威の存在であることに変わりはない。

【12月10日1回戦】

赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦) 個人24位 ▲120.8
KADOKAWAサクラナイツ・沢崎誠(連盟) 個人3位 +174.9
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人7位 +108.8
TEAM雷電・黒沢咲(連盟) 個人27位 ▲166.9

【12月9日終了時点での成績】

1位 KADOKAWAサクラナイツ +201.5(44/90)
2位 EX風林火山 +190.5(44/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +108.1(44/90)
4位 U-NEXT Pirates +45.3(44/90)
5位 渋谷ABEMAS ▲8.3(44/90)
6位 TEAM雷電 ▲88.7(44/90)
7位 セガサミーフェニックス ▲199.2(44/90)
8位 赤坂ドリブンズ ▲249.2(44/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。