現役復帰目指す新庄氏がユーチューバーと直電トーク「年齢は関係ない。気持ちだよ」

引用元:東スポWeb

 阪神、日本ハムなどで活躍し、このほど「現役復帰宣言」で話題を呼んでいる新庄剛志氏(47)が8日、ユーチューブの「シダパンチャンネル」に電話出演。メジャー時代のエピソードと球界復帰への思いを告白した。

 ユーチューバー「SHIDAPAN」が新庄氏の本の紹介動画を公開したところ、新庄氏本人から連絡があり“独占インタビュー”が実現。「【感動】新庄剛志さんが生電話凸してきちゃった。【1%の可能性にかける全ての人へメッセージ】」として公開された。

 新庄氏は電話のやりとりの公開の可否を尋ねられると「いいよ、いいよ、流せ!スピーカーでいいよ」と快諾。新庄氏は「シダパンくん、ユーチューブで見たけど、俺の宇宙人ぶりをみんなに伝えてくれてありがとう」と感謝した。そして「92%合ってたね。8%…ちょっと甘かったね」と続けた。

 新庄氏が「ちょっと違う」というのはメジャー在籍時代。2001年、メッツからジャイアンツにトレードされた新庄氏は、主砲のバリー・ボンズ(55)に「俺が守るからバッティングに集中してくれ」と告げた。その年、ボンズはメジャー最多の73本塁打を記録。「この世界記録は俺が作り上げたものじゃない。俺の左にいた、つまようじのような男のおかげでホームランが打てたんだ」と新庄のアシストに感謝した。新庄氏は「ボンズの本塁打は2000年が49本、01年が73本。それが俺の自慢」と話したが、その背景には「バリーに(本塁打を)量産させれば、チームが勝って、ファンが盛り上がってワールドシリーズにいけるんじゃないか」との思惑もあったという。

 その後もボンズとの交流は続き、日米野球で来日した際には風俗店を300万~400万円で貸し切りにしたエピソードを披露した。

 SHIDAPANは100メートル10秒台を目指し、トレーニングする模様を紹介している。新庄氏は「無理でも挑戦したことに意味があるって思っちゃダメだよ。絶対に(記録を)出すっていう気持ちがないとダメだからね」とアドバイス。さらに「アンチも大きな力になる」と断言した。また「年齢は関係ない。気持ちだよ。ゆっくり急げ…ケガをするヤツはバカ」と言い切った。自身がインスタグラムでトレーニング風景を公開していることには「いま、練習を見せるのは、みんなと一緒に1%の可能性を上げたいから」とした。

 ユーチューバー相手に熱弁を振るった新庄氏は、自身について「世の中に出ている自分のイメージの30%くらいしかない。本当は宇宙人じゃない」と力強く語った。大物出演に感謝するSHIDAPANに「ただ伝えたいだけだから。また電話するわ。バイバイ」と爽やかに通話を終えた。