品田誠監督×藤原季節「鼓動」と今尾偲監督×モトーラ世理奈「猫、かえる」が2本立て上映決定

引用元:映画.com

 [映画.com ニュース] 「不感症になっていくこれからの僕らについて」で第12回田辺・弁慶映画祭の映画.com賞を受賞した品田誠監督の新作短編「鼓動」が、2020年1月18日から池袋シネマ・ロサで上映されることが決定した。

 品田は、11月に開催された第15回山形国際ムービーフェスティバル2019で最優秀俳優賞の「船越英一郎賞 」を受賞し、公開待機作の「リスタート」(品川ヒロシ監督)など、俳優として活動する一方、監督としても作品を撮り続けている。若手俳優の特集上映「the face」シリーズの第1弾にも選ばれ、俳優・監督の両面で注目されている。

 「鼓動」は、「田辺・弁慶映画祭セレクション2019」で初披露され高い評価を得た。今回の上映決定を受け、品田監督は「『鼓動』は人生の誇りの一つです。平成から令和へと時代が移行する最中に撮影し、いくつかの奇跡に支えられて完成しました。これは未来への始まりだと、今も背中を押されています。誰かの思いがまた次の思いを生むようにと祈りを込めて。見にきてください」と述べている。

 主演は、品田監督と同じ北海道出身の藤原季節。「ケンとカズ」(小路紘史監督)、「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督)など数々の話題作に出演し、U-NEXT配信ドラマ「すじぼり」では連続ドラマ初主演を務めた。「鼓動」公開直後の20年1月24日からは今泉力哉監督の最新作「his」の公開が控えており、「鼓動」上映初日の1月18日に27歳の誕生日を迎える。藤原は「これまでの全ては2020年のために積み重ねて来ました。僕にとって激動の一年になることを確信しています。その始まりとして『鼓動』はベリーベリーベストな作品です。俳優を始めた時に出会った品田誠と、6年をかけて始まりの映画を作ることが出来たことを心から感謝します」とコメント。

 共演は「風に濡れた女」「ビジラン」の桝田幸希、「チア男子!」「ギャングース」の菅原健、そして声優としても活躍するベテランの入江崇史がもう1人の主演として藤原と対峙している。

 「鼓動」は、今尾偲監督の「猫、かえる Cat’s Home」と2本立てで上映される。「猫、かえる」は、1月24日から公開の映画「風の電話」(諏訪敦彦監督)に主演、佐藤勝利主演の映画「ブラック校則」ではヒロインを演じ、注目を集めている若手女優・モトーラ世理奈が主演した短編。品田、木下愛華が共演している。

 なお、若い世代から年配の映画ファンまで幅広い年代に2本の短編をスクリーンで見てほしいとの思いから、鑑賞料金は一般1300円、学生1000円に設定され、2週間限定で上映される。