なぜXbox Series Xは冷蔵庫のようなデザインなのか、マイクロソフトが説明

引用元:IGN JAPAN
なぜXbox Series Xは冷蔵庫のようなデザインなのか、マイクロソフトが説明

マイクロソフトはただ単に目立とうとして、Xbox Series Xで従来の「ピザの箱」スタイルを変えたわけではない。新しい縦長のデザインは、実のところコンソールにさらなるパワーを追加するために必要なデザイン変更だったという。
Eurogamerの「Digital Foundry」に掲載された記事によると、マイクロソフトはネットで冷蔵庫に例えられている縦長のデザインは、実際には複数の要因によって決定されたと説明しているという。その要素で最も重要な点が空気の流れで、パワフルなコンポーネントはかなり温度が高くなるため、空気を上方に追い払うことが不可欠なのだという。

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マイクロソフトの主要デザイナーであるクリス・クワウスキーは、「ODD(光デスクドライブ)が一つの面を決定し、ヒートシンクの容量がもう一つの面を設定する。高さは空気の流れによって設定され、これらの要素がいかに組み合わされるか考え、その複雑な関係性を考慮して、我々が愛する四角い形に落ち着きました」と語っている。
縦長のケースの天辺にある強力なファンにより、コンソール内の空気の流れを前世代のXboxよりも70パーセント増やすことが可能で、 内部のメインボードに取り付けられたヒートシンクにより通気量が20パーセント増加するとのこと。
さらに、設計に貢献しているのは一つの大きな長方形のボードではなく、2つに分割されたマザーボードが、コンソール内の最も温度が高くなるコンポーネントの冷却に役立つ金属製のシャシーブロックの両側に取り付けられている点だという。この分割は高さが追加されても、コンソールのフットプリントを小さく保つのに役立つと説明されている。

そして、Xbox Series Xのコントローラーは新しい方向パッドを搭載し、より持ちやすくなるとも報じられており、Xbox Series Xのフルスペックも公開されていた。 Matt Purslow