志村さん、朝ドラ「エール」5・1から登場予定 代役は「検討中」

 お笑い界の重鎮、志村けん(本名・志村康徳=やすのり)さんが29日午後11時10分、新型コロナウイルス肺炎のため、東京都内の病院で死去したことが30日、発表された。

 志村さんは、NHK連続テレビ小説「エール」に童謡「赤とんぼ」などを生んだ昭和の名作曲家、山田耕筰さんがモデルとなった音楽家役で出演。昨年12月から今月6日まで4回撮影に参加し、第5週の5月1日から登場予定だった。同局はこの日、収録分は放送すると発表したが、その後代役を立てるか出番をなくすかなどの対応については「検討中」と説明。制作統括の土屋勝裕氏は「志村さんにとって初めての本格的なドラマ出演ということで、いつまでも挑戦し続ける姿に、出演者・スタッフ皆がエールをもらいました」と感謝した。