長谷川京子 8年ぶり舞台でスコットランド女王役「背筋伸びる思い」、自信ありも「大変」

 女優の長谷川京子(41)が東京・世田谷パブリックシアターに初出演する舞台「メアリ・スチュアート」の制作が10日、同劇場で発表された。

 長谷川は、16世紀に圧倒的な存在感を示したスコットランド女王を演じる。「非常に大役。背筋が伸びる思い」と話した。舞台作品への出演は約8年ぶり。「性分として、“山は越えないという選択肢はない”というのもあって、根拠もない自信もあって」と引き受けたという。

 「人間関係が面白く、周りでうごめく男性が滑稽で、現代と全く変わらない」と作品の魅力を紹介。既に3日間の稽古を経ており、「思っていた以上に大変だなと実感している」と感想。演出を手掛ける森新太郎氏(43)は、「長谷川さんのための3日間だった」と明かした。

 対比して描かれるイングランド女王役のシルビア・グラブ(45)は、「台本と向き合いながらセリフの量に、もの凄くおびえています。覚悟を決めて、どれだけ厳しい量にも耐えていこうと思います」と話して笑いを誘った。

 2人の女王から寵愛を受ける策略家役に吉田栄作(50)、女王たちに恋心を描く青年役に三浦涼介(32)。他に共演は鷲尾真知子(70)、山崎一(62)、藤木孝(79)ら。上演は来年1月27日~2月16日。