米国と日本で、知名度に差のある俳優のひとり、アダム・サンドラー。米コメディ映画界の担い手として、数多くの大ヒット作品を生み出してきたサンドラーが、2014年に自身の制作会社ハッピー・マディソン・プロダクションズを通して、Netflixとの長編映画製作の契約を締結して以来、動画配信サービスの世界で話題を集め続けている。
TVショー『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演し、映画界に進出後も『50回目のファースト・キス』(04)などのヒット作に主演してきたサンドラー。そんな彼がNetflixと最初に契約した当時は、日本でもNetflixのサービスが始まり、動画配信が世界的な広がりを見せた時代であり、サンドラーの判断は素晴らしいものだった。そんな彼の近年の作品を日本で観るには、Netflixしかないのが現状だ。劇場公開という枠にとらわれず、勢いを増すサンドラーの笑いを楽しめる作品を紹介していこう！
■ ドゥ・オーバー：もし生まれ変わったら(16)
検視官のマックス(サンドラー)と、銀行員のチャーリー(デヴィッド・スペード)は高校時代の同級生。彼らはマックスが用意した死体2人の身分に成り済まし、冴えない人生をやり直そうとする。だが、死体のひとりが生前に稼いだ大金を貸金庫に隠していたせいで、2人は命を狙われることになる。
■ リディキュラス・シックス(15)
サンドラーが脚本も兼務した西部劇。『トワイライト』シリーズ(08～12)のテイラー・ロートナーがおバカな役で出演する。西部開拓時代、ナイフ使いのトミー(サンドラー)は、生き別れた銀行強盗の父と再会。だが盗んだ金を狙う一味に父が拉致される。トミーは父を救う旅すがら、5人の異母兄弟と出会う。
■ マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版) (17)
ベン・スティラーに加え、ダスティン・ホフマン、エリザベス・マーヴェル、エマ・トンプソンら豪華キャスト共演の家族ドラマ。芸術家の父親のもと、ダニー(サンドラー)ら3兄妹が久しぶりに再会。自分勝手でプライドの高い父の思いや、兄妹同士が抱えていた複雑な感情が露わになる。
■ アンカット・ダイヤモンド(19)
元NBAの名選手ケヴィン・ガーネットが本人役で出演。NYの宝石商ハワード(サンドラー)は、貴重なオパールの競売で借金の返済を計画するが、NBA選手のガーネットが気に入り、彼にその宝石を貸すことに。そのせいで宝石の価値が下がってしまったため、ハワードは全財産を懸けた勝負に出る。
■ マーダー・ミステリー(19)
NYの警官ニック(サンドラー)と、妻オードリー(ジェニファー・アニストン)は、結婚15周年のハネムーン先で億万長者と出会い、船上パーティに招待される。だが、そのパーティで殺人事件が発生し、夫婦は事件解決に挑む。脚本は『アメイジング・スパイダーマン』(12)のジェームズ・ヴァンダービルト。
■ サンディ・ウェクスラー(17)
監督は『ドゥ・オーバー～』でもサンドラーと組んだスティーヴン・ブリル。口から出まかせばかりの芸能マネージャー、サンディ(サンドラー)は、まばゆい才能をもった歌手コートニー(ジェニファー・ハドソン)をスカウトし、彼女の売り出しに奔走する。
■ ウィーク・オブ・ウェディング(18)
経済的格差のある2つの家族の結婚式当日までを描くドタバタ・コメディ。娘が外科医カービー(クリス・ロック)の息子と結婚することになったケニー(サンドラー)。彼は何とか結婚式を成功させようとするが、資金もなくトラブルが頻発し、カービーと衝突する。
■ スタンドアップ・コメディでも芸達者ぶりを発揮！
サンドラーがコメディアンとしての実力を存分に見せつけるスタンダップ・コメディ『アダム・サンドラーの100％フレッシュ』(18)もNetflixで配信中。ギャグ満載の歌とトークで爆笑をかっさらう。（Movie Walker・文/サードアイ【DVD＆動画配信でーた】）
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引用元：Movie Walker
